
海辺
太陽の光が白く輝く波打つ砂浜で 僕は太平洋が見える旅館にいました
陽にやけた疎らな畳の部屋で さざなみを聞きながら昼寝をしています
竹枕の匂いと海風の流れで 窓の塩錆びた風鈴が鳴り響いていました
仕事の疲れかもしれないが 大きく口をあけ 僕はずっしりと寝ている
蝉が鳴き 蚊取り線香の匂いを感じながらヒトトキの眠りを楽しんでいます
すこし 目をつぶってみよう そう すこし 目をつぶって 眠ってみよう
あなたが見つめている先が どこなのかを この目で確かめるために
少し雲隠れした月が僕を照らす 昼間同様に波打つ砂浜に僕の影を映し出しました
遠くの島先の町並みの光が見え 夜空には都会では見えない星が輝いている
波の音が消し去るぐらい 叫びました うなるほど心で感じ泣きました
頬に伝わる 涙が現実を感じ 隣にいる女神が僕の肩に寄り添っている
夜の海は寒い 海の塩の匂いをかぎ 冷えきった砂の上で座っています
すこし 目をつぶってみよう そう すこし 目をつぶって 眠ってみよう
あなたが見つめている先が どこなのかを この目で確かめるために
詩:隙間



この海の写真も好きなんだ
サイクリングの男の子
遠くを見てる様が好きである