
命
台所の蛇口から水が滴り落ちる音が一晩中 耳に鳴り響いていた
白いソファーの上で両手を耳元を覆い 瞬きもせず 座っている
薄暗い部屋から 朝焼けの日差しが僕の体を懲らしめてるようだ
他人との関わりを消し 家族との絆も消しさり そして 命も消しつつある
この東京で僕は遠くの空を見ています
この東京で僕は一生 生きていきますよ
死ぬことが安らぎの場所ではないことを確かめ
安らぎを この眼で確かめる為に ずっと 生きていきますから
窓際のカーテンが冬の風でゆらゆらと頭の中と同じように揺らいでいた
ベランダにはスズメが僕に語りかけ 餌も気にせず 僕の事を見ている
夕暮れの豆腐屋のラッパの音が聞こえ なんだか僕を昭和の時代に戻らせるようだ
裏切りが笑顔を無くし 人が人を駄目にし そして 人間を機械扱いしつつある
この東京で僕は遠くの未来を見ています
この東京で僕は一生 生きていきますよ
死ぬことが安らぎの場所ではないことを確かめ
安らぎを この眼で確かめる為に ずっと 笑っていきますから
詩:隙間
メールをありがとう
昨日から病院に1日お泊りしていました
伝えたいこと
今まで 詩にしてきたここ
この今の日本で
残していかなければ ならないこと
見てる人たち
生きている中で
大事なこと
それは
思いやり

残していかなければならないと考えます


