子供の木

真っ暗闇のベットで僕は吐いていた

時間が怖く

時計の針の

カチッ カチッ カチッ

だけの音が体全体に痛みを感じる

眠れない 目を瞑ると眠れない



だれもいない公園でうずくまっていた

未来が見えず

公園のブランコが風でやんわりと動いている

ブランコの金属と椅子の木のキシム 音が聞こえるだけだ

ギシッ  ギシッ  ギシッ

動けない 早く ここから逃げ出したかった

明日がこないでほしいと

祈るだけだった