ここんとこずっと



顔の皮膚が痛い・・・



なぜだ・・・



比較的健康な生活をしているのに・・・



延々と眠れども



疲労感もとれない・・・



むしろ



眼精疲労が日々



異常な感じになってくる



眼を開けていたくない・・・



夕方



目元はいつも悲壮感・・・



あぁ



哀しいかな



私の眼と皮膚達



頑張れ



私の細胞



わざわざ栄養素を調べて



いろんなものを食べてるんだから



なんとかしてくれ



頼む



それに



あまり周りに心配はかけられないし



かけたくないんだから



私は・・・



う~ん



う~ん



う~ん



しばし



本格的に



健康優良児生活をしてみて



せめて



眼精疲労を落ち着かせようか・・・



このまま



盲目のオトコになってしまうのは嫌だ・・・



それにしても



眼は口ほどにものを言う・・・



うちのH君をみてると



確かにその通りだ・・・



哀しいかな



いろいろ教えてあげたいけど



私はちょっとお疲れだから



たまには自らの力で



自分脱却努力をしといてね



私は



しばし



真面目メン生活に入ります



それでは



さようなら



少年の家が貧しくなり始めた頃のことだった・・・



少年は中学生だった・・・



相変わらず



家に明かりはつけられない



食事も日に日に質素になっていた頃・・・



事件は突然起きた・・・





明かりのつけられない



静かな家に突然音が鳴り響く・・・



電話だ・・・



少年は電話に出ようとした



すると



母が走ってきて



少年に



電話に出なくていいと言った



母の表情はいつもと違っていた・・・



少年は電話に出なかった



少年はどうして出たらダメなのか



その時点では何も



分からなかった



その電話の後からというもの



毎日



電話は延々となり続けていた



そんなある日



少年以外誰もいない時に



電話が鳴った・・・



少年は深くものを考えられない子だった・・・



そして



おもむろに



少年は電話に出てみた・・・



すると



突然の怒鳴り声・・・



少年は驚いた・・・



電話の主は



もの凄い勢いでがなってる



少年はどうしていいか分からず



受話器を持ったまま



立ちつくしていた・・・



母が帰宅し



立ちつくす少年をみると



すぐに受話器を取り上げて



電話を切った・・・



兄弟から聞いた



毎日電話を掛け続けてくるのは



サラ金の取立てだと・・・



うちが電話に出ないから相当怒っているのだと・・・



少年は現実を知った・・



その時



自分達の置かれている



環境を理解した



こんなことはテレビの中の世界だけだろうと



思っていた・・・



しかし



違った・・・



少年の一家に起こっている現実だった



その夜



少年は



恐怖で眠ることが出来なかった



そして



それから電話に出ないようにしていたが・・・



電話は延々と鳴り続けていた



ある夜



みんなで食事をしているときに



また電話が・・・



暗黙の了解で家族は無視していた・・・



その時



母が動いた・・・



無言のまま



電話線を切ったのだ・・・



少年は



少し



安堵感に包まれた気分になった



その日から



鳴り止まない電話から開放されると思ったのだ・・・



だが新しい電話をつけないわけにはいかなかった



しばらくして



新しい電話がきた



少年は恐怖だった



サラ金の恐怖・・・



そして



茨城県を去るまで



サラ金からの電話から開放されることはなかった・・・



少年が大人になった今も



どうしても忘れることが



できない事件・・・



それが



この電話線切断事件だ・・・



今もなお



暗がりの中



電話が鳴ると



恐怖を感じるという・・・・



番外編 























あの夜



トラックで



茨城県を出た後のこと・・・



車中



突然・・・



父から



言われた・・・



○○○・・・



ごめんな・・・



今日から一緒に暮らすことはできないんだ・・・



ごめんな・・・



少年は



返事もせず



うつむき



泣いた・・・



そしてその日から



両親と子供達は



別々の生活をすることになった・・・



両親は横浜のチベットと言われる土地へいき



そして



残された兄弟三人は



なけなしのお金で



3DKのマンションを借りることに・・・



少年の部屋は



豪邸から



一転



3DKのマンションの



4畳半の部屋に・・・



小窓がついた



日の入らない



部屋・・・



少年は



しばらく



現実を受け入れられないでいた



毎晩辛かった・・・



部屋は明るくすることはできたけど・・・



心に明かりはつかなかった・・・



辛かった・・・



少年は両親が大好きだったから・・・



それでも生活は始まっていった



場所は川崎市



鷺沼・・・



全く知らない土地だった・・・



突然の連続過ぎて



茨城県の友達にも



何も言えずにきた・・・



みんな



疎遠になった・・・



知り合いは誰一人いなかった・・・



少年は振り返る



とにかく寂しかったと・・・



だが



少年には信じていたことがあった



いつかまた



家族みんなで暮らせる日が来るんだと



そう思い



毎晩布団の中で



願い続けた・・・



両親思いの少年は



過酷な生活環境でも



グレることなく



成長し続けた・・・



ただ



人間的な多少のズレは生じてしまったが・・・



一方



一家離散してからというもの



両親はむしゃらに働いていた



さらに時は経ち



7年・・・



ある日



父から



みんなで会おうということになり・・・



少年は普段通り



両親の住むチベットに・・・



父は



笑顔だった



そして父から



少年が聞きたかった言葉が・・・



隣の借家が空いたから



一緒にチベットで暮らそうかと・・・



少年は



反射的に



いまさらかよって言ってしまったが



心の中では



とても嬉しかった



すぐに鷺沼のマンションを引き払い



チベットの借家へ



少年の人生二回目の引越し



引越しも終わり



チベットでの生活を始めた頃



少年の心は少し明るくなっていた



続く・・・