子供の頃、父と舞台芸術を観た後のことだ。


父は演者のオーラについて話していた。


 演者によってオーラの色が異なり、


ある人の指先からは「光のしずく」が


零れ落ちるのが見えたそうだ。


その時は、ふーん、照明の関係じゃない


のかな。陶酔的に(子供だからこういう言葉は


まだ知らなかったが、分かり易く例えると)


表現して話すのが好きだなくらいに


思っていた。私の冷めた反応に対して、


「本当に見えたんだよ」と念を押してきた。


それでも、信じていなかった。


そうね、スポットライトを浴びて輝いて


見えるよね、と思っていた。残像とか。


だけど今起きたら、急にその時のことが


思い起こされ、テクノロジー関与で


見せていた“幻影”との思考を送ってきた。


ここ1ヶ月くらいかな。子供の頃の記憶を


想起させてきて、あの時もその時も、


俺たちの干渉を受けてたんだぞと、


チラつかせてくる。転校してきてすぐに


また転校していった、インドやアメリカ


と関係する子たちの姿形のシーン映像を


見せてくるから、本当に子供の頃から


監視されていたようだ。その子たちのこと


なんて、人生で思い出したことなど、


ほとんどないにも関わらず。私がまだ


子供の頃にずいぶん進んだ技術を


持っていた国と言えば、


中国と朝鮮は除外したくなる。


技術力からアメリカとロシアが疑わしい。


このことからも、私の一家を監視して


干渉してきてたのは、カルトではない


との結論に至る。