前々からドトールの素晴らしさは知ってはいるのだが、
この正月はそれをいっそう痛感することになったのである。
というのは、元日などは東京中の喫茶店が
ほぼ全部休んでいる中で
開いているのはドトールだけと言う状態だったからだ。
(いや、たぶんベローチェもやっていたのではないかと思うのだが、
ベローチェがある街は限られているので、
ほとんどすべての駅前にあるのではないかと思われる
ドトールの存在感の大きさの前では
太陽と月くらいの差があるだろう。)
スタバとかタリーズとかはは無論休業している。
とにかく元日などは
ドトール以外はまったく開いていないのである。
外出した人は、老若男女どの層も入ってくる。
だからどこへ行ってもドトールは満席である。
東京の生活はドトールがなかったらどうにもならない。
(私的な意見を大げさにいっているだけだが。)
家と会社以外の場所を「サードプレイス」と名付けて
それの重要性を強調している時代があったが、
考えてみると、あれはスマホ以前の話で、
のべつまくなしどこでもスマホの画面を見ている時代は
サードプレイスの重要性が
以前よりも薄れたかもしれないなどと、ふと思ったりしたが、
いやいや、膨大な数の高齢者がいる現在、
行く場所としての喫茶店というのは
いよいよ必要になっている、という
当然のことに思い至った。
若者は仕事とか勉強でカフェを利用しているが、
年配者は行く場所がないから行くという人が
増え続けている。
なんか、大げさに言えば、政府がやらない高齢者対策を
カフェが肩代わりしているような気がしてならない昨今である。
いやいや、今気がついたが、マックがホームレスたちの
居住場所になっていると言う問題もあった。
こっちのほうがもっと深刻だった。
空き家だらけなのだから、ちゃんと対策をして、
安い家賃ではいれるようにすれば、
ホームレスはいうまでもなく、生活に困っている人が
どれだけ助かるか。
そういうことを考えるのが政治だろうと思うのだが、
五輪はいいとしても、IR とかいって賭博場を作ることしか
考えていない人が多いようなのは
困ったことである。
まあ、こんな私自身ではどうにもならないことを
書いていても仕方ないのでもうやめよう。
元日にドトールしか開いていないというところから
なんで空き家対策まで話が広がるのか、
あまりにも思考が飛びすぎている(笑)。
というわけで、
新年は1月4日から始めますので、
本年もよろしくお願いします。