テレビ版は1979年10月24日 初放映。
 寝台列車の旅、憧れましたね~。寝台特急カシオペアとか、乗ってみたいと思ったもんです(*´∀`)♪


 そうでなくて(笑)。
 こちらの作品は『新シャーロック・ホームズ おかしな弟の大冒険』よりも広川節はかなり控えめ。
 DVD収録の際、放送時の吹き替えの一部の台詞が字幕になっているので、放映時にカットされたのかと思っていたら、どうやらその他自主規制もあったようです。
 とは言うものの、どれが自主規制でどれが音源欠落なのか、わかりゃしないっての(笑)。台詞全部聴きたかったなあ。


 広川さんは主人公のジョージ・コールドウェル(ジーン・ワイルダー)の声を吹き替えておられます。
 この作品は、主人公のジョージが乗り込んだ豪華旅客列車シルバー・ストリーク号の車内で起きた、レンブラントの贋作をめぐる殺人事件に巻き込まれてしまうお話。


 実はのっけから、
ツッコミたくなるようなシーンが目白押し!(笑)
でございました。
 まず、ビタミン剤のセールスマンのボブ・スウィート(ネッド・ビーディー=神山卓三さん)がお近づきの印にと、ビタミン剤をジョージに渡します。

「ふにゃ○ンにはとてもよく効くぜ」

今なんつった!?
ボブがとんでもないこと言ったような気がして、思わず巻き戻して聞き直してみると。

「ふにゃ○ンにはとてもよく効くぜ」

 ・・オイオイ( ̄▽ ̄;)
 このボブ、実はFBI捜査員なんですが、ヒリー・バーンズ(ジル・クレイバーグ=小原乃梨子さん)にちょっかいをかけて、彼女が飲んでいた水割りをズボンの中にぶちこまれたりしてるのを見ると、捜査官には全く見えない(汗)。


 そんなこんなでこのシーンから始まり、ジョージとヒリーが知り合ったその日にベッドインするとか、あり得ん!という展開をのっけから迎えておりました。
 最初、ヒリ-のことを、何かある!と疑って見ていました。だって、人が列車の外に転落するのを目撃したジョージの言い分を全く信じない上に、あまりにも彼と迎える展開が早すぎて。
 ジル・クレイバーグの好演のお陰か、ヒリ-が軽い女には見えなくて済みましたが、行動そのものは軽い以外の何物でもないです(笑)。
 まあ結局、彼女にはなんの裏もなく、ジョージが「まただもの!」とか「これで3度目だもの!」と、何度列車から落とされようとも、必死こいて列車に戻って守ろうとするヒロインポジションの女性でしかなかった訳です。
 

 わたし、もしかして笑いの沸点が高くなっちゃったのかなあ( ̄▽ ̄;)
 ネットで面白いと言われていたので、楽しみに購入したんだけど、観てて笑い転げるようなものは何もなかったんです。
 ツッコミどころがあっただけで(汗)。


 そうそう、この作品は広川さんの悶えるお声がちょっと聴けるという、貴重な作品でございました(笑)。