わたしが高校時代本格的なギリシャ神話を読んだのは、呉茂一氏が執筆された本です。分厚くってねー(笑)、だいぶ読みごたえがありました。
 その中にメティスが生む筈だった男子の記述を見た時、これがアベル様だ!って思いましたね。 今ネットで調べようとすると、個人様のサイトで単に「王座から父を追い出した後に新しい王となる」って書いてあったり、「非常に聡明で剛毅であり、もし男児であったらゼウスの地位を脅かす」って書いてあったり、「傲慢で強力な息子で、力に任せて父であるゼウスを王座から追い落とす」って書いてあったり(追い落とすのは共通ですが)。
 剛毅は頷けるけど傲慢云々は違うと思うの~。
 非常に聡明で剛毅。それこそアベル様にピッタリの説明ですわよ(*´∀`)


 閑話休題。
 その検証で面白いと思ったのはですね、映画3作目で出てきたのは真の肉体じゃなくて、5作目のがそれだと書かれていたことですかね。

 んじゃ何でわざわざ名前まで変えんだよって話です(;´д`)
 ずっとアポロンでいいだろうよ。

 って最初は思ったんだけど、よくよく考えたら、ディオニソスも生まれ変わる前はザグレウスって名前があったしな。と無理矢理納得させる。でも、

 アポロンが生まれ変わってアベル様になるなら、天界編つじつま合わんだろ!
 逆ならまだしも・・・。
 神だから何でもアリなのか( ノД`)

 あくまで検証として出された定義なんだとは思いますが、ツッコミたい気持ちを抑えきれませんでした、ごめんなさい( ノД`)
 アベル様とヘリオスのことは絡めて考えたことがなかったけど、彼も太陽神でしたもんね。


 今書いてる小説では、アベル様は野心なんて微塵もなかったって方向で話を進めています。太陽神になったのはガイアの予言が下される前の、まだ何も知らない頃のゼウスによる予言ということになってます(笑)。
 太陽神になったのも、正式にヘリオスから太陽神の証として「陽光の兜」を譲られていたって設定にしてね(*´∀`)
 アポロンはアベル様に対して敵意バリバリの設定になってます。天界編の彼を見たら、そんなに違和感ないでしょ?


 ティタノマキアから途中までは、超神話ではなくギリシャ神話をベースに書いてます。
 だって超神話ベースだと最初の頃に「神々の意志」を発動させた者逹がゼウス・ボセイドン・ハーデスと呼ばれたって書いてあるんですよ。
 それじゃティタノマキア起きてないじゃーん。ウラノスもガイアもいないじゃん!ゼウスが下された予言も存在しないじゃん!
 ってことで、うちの設定はアベル様が抹殺されるまでがギリシャ神話、その後から超神話からが設定を引っ張っています(笑)。