同一神の訳がない

　YouTubeで、アポロンの画像にアベル様のテーマを合わせてる動画を発見した時、ちょっと唖然としました。
　単純に、別人と解った上で遊びで合わせてみました～ってんならいいんですが（いやよくないけど）、混同しているのだとしたらちょっと勘弁してくれ！


　でも、わたしの見た限りですが、当時の公式の発行物とか見てると、アベル様の紹介文のところに「太陽神だがアポロンとは別人」ってハッキリ書いてない。勿論劇中では老師が「ゼウスやアポロン達、神の怒りをかって歴史の中に抹殺された」と説明してくれてます。だから見てれば解ります。　その説明自体も、どこかしらの特集ページとかの紹介にも書いてあった筈なんで、映画公開前は「太陽神ならアポロンぢゃないの？」って思ってた星矢ファンのでも、今はアベル様とアポロンが全くの別人であるとちゃんと解ってる人は多いはずなんです。
　なんの知識もなく唐突に映画を見た人以外は不思議がることはないと思います。


　それなのに、海外の方がやたら混同やアポロン扱いがあるところを見ると、「真紅」が海外で公開された時の翻訳に問題でもあったのでしょうか？
　それとも複雑に考えすぎてるんでしょうかね？ギリシャ神話をモチーフにしているから、オリジナルの神なんて出てくるわけないと思ってたとかで、「これは誰だ！？」って思考が大混乱とか。
　海外に知り合いがいないので、聞きようがないですが・・・。


　海外のサイトで、アベル様とアポロンについての検証と比較が載っていたのを見つけたのですが、丸々縦長１ページを使ってのそれは、企画としては大変興味深く読みました。　Google翻訳がページ丸々訳してくれたものの、所々何が言いたいか解らない文章があったりしますが(笑)。
　ヘリオスまで巻き込んでの分析、アベル様とアポロンの比較、いくつかの理論。
　アベル様と他の太陽神を比較しようと考えたこともなかったので、本当に新鮮でした。
　んで、結論としては「アベルはアポロンではありません」。
うん、２８年前から
知ってた。
　最大で強調しますよ(笑)。


　勿論検証するだけ無駄とは言いませんよ。理論Ｅ（つまりゼウスがメティスを飲み込んだことで、生まれることのなかったアテナの次に生まれる筈の男子）なんて、詳しく書かれたギリシャ神話読んでなきゃ気付かないもの。
　Ｓ矢好きな人は元からギリシャ神話好きか、きっかけがＳ矢で興味を持ったかであると思うので、どれかしらの神話を読んでいれば載ってるんじゃないかなー。


　長くなるので次の記事に続きます。