フジテレビ版・1980年2月1 日


 わたしが「真紅の少年伝説」で広川さんを知ったあと、初放映で見たのはほぼ007。他には「新Mr.Boo 鉄板焼」と、「夜霧のマンハッタン」
 夜中にやってる再放送なんかで「Mr.Boo インベーダー作戦」なんかも見たり、昼過ぎにテレビ東京でやってた洋画の再放送枠でダグ・マクルーア主演の「アトランティス 七つの海底都市」やレッドフォードの「大統領の陰謀」なんかも見てました。


 なので、こういったマカロニ・ウエスタン作品で広川さんのお声を聞くのは新鮮な感じがします。wikiの吹替作品リストでサスペンスやホラーもののタイトルを見た時も、不思議な気分になったもんです。
 さて「ミスター・ノーボディ」は、タイトルだけ聞いたときは近年の作品かと思っておりましたところ、1980年2月1日が初放送だったんですね。


 この作品ではテレンス・ヒルの声を当てておられます。この顔好みだわ~♡
 ・・なんて思ったことは置いといて(笑)、前年初放送された「女王陛下の007」と時期はそんなに変わりません。
 低音でイケボ・・・いや、素敵なお声を披露して下さったあちらとは違って、こちらは軽妙なテイストで演じておられます。地のお声に近い声域っぽい。
 広川さんの、後年の作品でもほとんど聞けないような大笑いが聞けます(笑)。
なんかね、イケボって簡単に言えないお声なんですよ。イケメンボイス?なんか違う。


 広川さんの声が聞きたくてという理由がなければ、ほとんど見ることのなかったジャンルですね(笑)。
 軽妙な広川さんてなかなか聞けないので、とても貴重でした(*´∀`)
 凄いな~と思ったのは、テレンス・ヒルがベーコンと豆の炒め物を頬張るシーンで、食べてる音も出されてること。口にものを入れて喋ってるシーンは、ほんとにそれらしく演じてらして、改めてすげーなと感動いたした次第です(笑)。



【追記】日本語版①、日本語版②とあるのですが、日本語版②ではあのルシファーの津嘉山正種さんがテレンス・ヒルの吹き替えをされています。
 津嘉山さんは低音で落ち着いたお声なので、広川さんとはまた違う雰囲気のテレンス・ヒルになりますね。
 吹き替える方の声が変わると、印象ががらりと変わるのを改めて知りました。