マダムの事その2 | 多頭飼いの勧め

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前回は2代目さゆりがやってきたところまででした。

 

初代は5歳くらいだったと思いますが

知り合って、多分半年ほどで亡くなってしまったから

最初は「2代目」だったさゆりとの付き合いのほうが長くなり

私の中でさゆりが2代目ではなくさゆりとして確立したころ

 

マダムの最愛の新吉が亡くなってしまうのです。

 

何の病気だったか忘れてしまいましたが

もともと病弱で食も細く、体も小さかった新吉は

マダムがほかの子以上に手をかけ目をかけ心を砕いて育ててきた子で

どこへ行くにも新吉はバッグに入れて連れていくほど溺愛していたのです。

 

その新吉が亡くなったのですから

マダムの落ち込みようは見ていて辛くなるほどでした。

 

だってこう言ったんです

「一緒に死んでしまいたい」って・・・えーん

 

亡くなった新吉を抱いて、いつものお散歩コースを

最後の散歩して撮った写真がUPされていました

暗い夜道で、愛しい新吉を抱いて撮った写真

 

その写真を見て、私は勝手に彼氏が撮ってくれたものかと思って

マダムのそばに慰めてくれる人がいてくれて良かったって思ったの。

 

一人暮らしをしているのは知っていたけど

付き合ってる人がいるとかいないとか

そんな話はしたことなかったから

辛いときに誰かそばにいてくれる人がいて良かったって心から思いました。

 

しばらく経って、そう思ったっていう話をしたら

あれは通りすがりの高校生に撮ってもらったのよニヤリだってあせる

 

 

 

賛否両論あると思うけど

マダムは愛しい愛しい新吉をフリーズドライにしたの

剥製みたいなものかな

在りし日の新吉の姿そのままに残して

飾り棚に大切に飾っていたのでした

 

 

それからしばらくしてえい吉がやってくるの

ヨークシャテリアの男の子

新吉が亡くなった時のマダムの落ち込みを知っていたから

今度は永遠に長生きするように永吉にすれば~って言ったら採用されて

言った本人はすっかり忘れていましたが

「あなたが永吉にしなって言ったのよ」って後からマダムに言われましたとさアセアセ