春・・・ごめんね。
助けてあげられなくてごめんね。
春の小さな骨壷を抱きしめながら
毎日、毎日、懺悔する。
人はこんなにも大粒の涙が流れるものだと、
春を失ってはじめて知った。
春に逢いたい・・・
もう一度、この手で春を抱きしめたい。
もっと一緒にいたかったのに
私は春を助けられなかった。
こんなにも春を愛しているのに
私は春を助けられなかった。
無理なことと分かっていながら
春に戻ってきてほしい・・・と願う毎日。
春・・・ごめんね。
助けてあげられなくてごめんね。

今の私にできることは
春に懺悔しながら泣くことしかできない。
今はそれしかできない・・・。