
8月31日の19:00 に受信した SBI証券 を名乗る迷惑メール
以下のメールは 8月31日の19:00 に受信した 【ログイン状況のお知らせ】セキュリティ確認のお願い と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、SBI証券 <Sbi.mameta@service.bytkmn.cn> と記述されえていますが、SBI証券の場合 service.bytkmn.cn のドメインで送信してくることは無く、 SBI証券は、 sbisec.co.jp が正しいドメインですので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://ejfzhh.cn/D*******HV/login&getFlg=in のURLが登録されていました。
(表示されているURLとこのURLの文字に登録されているリンク先のURLが異なっていますので気を付けてくださいね)
******* の箇所は不規則なアルファベットと数字の羅列が記述されていましたが、これは受取人個人が特定されると思われるため、あえて ******* の記述にしてマスクしています。
ejfzhh.cn と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが172.67.152.48で、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ にあるデバイスに Cloudflare, Inc. と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
ejfzhh.cn は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
SBI証券のURLは https://www.sbisec.co.jp/ もしくは https://www.***.sbisec.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
メールのヘッダーを確認してみると "Sbi.mameta@service.bytkmn.cn" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (Sbi.mameta@service.bytkmn.cn) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると vm234 から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 117.96.55.185 で、インドのデリー にあるデバイスに BHARTI IN と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信しているみたいですね。
どうしても気になるのであれば、"▼設定リンクはこちら" の下に記述している クリックを促すためのURL をクリックせずに、SBI証券のホームページ (https://www.sbisec.co.jp/contents/) に直接アクセスして、トップページの右上にある "ログイン" から確認しましょう。
SBI証券からも 、この様なメールを受け取っても "不審なメールのリンク先には絶対にアクセスしないようご注意ください。" と注意喚起されているので、絶対にクリックしないで即削除しましょう。