
4月21日の13:20に受信した SBI証券 を名乗る迷惑メール
以下のメールは 4月21日の13:20 に受信した 【重要警告】口座資産に不正取引の疑い|緊急の本人確認と凍結解除手続きを要請します(SBI証券) と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、SBI証券 <office@kobkizg.com> と記述されえていますが、SBI証券の場合 kobkizg.com のドメインで送信してくることは無く、 SBI証券は、 sbisec.co.jp が正しいドメインですので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://translate.google.com/translate?https://site4.sbisec.co.jp/ETGate/&tl=ja-JP&hl=ja-JP&u=sbisec.hnznzr.%F0%9F%84%B2%F0%9F%84%BE%F0%9F%84%BC&client=vwtcrjlht?https://site4.sbisec.co.jp/ETGate/ のURLが登録されていました。
translate.google.com は、Google翻訳のアドレスですが、"https://translate.google.com/translate?" を使用することにより、"sbisec.hnznzr.com” にアクセスさせることができるようなので、Google翻訳の translate.google.com を踏み台にしてインチキ詐欺サイトへ誘導させているんですね。
このURLの記述は、明らかにSBI証券のURLで無いことが分かりますよね。
このURLをこのままメール本文中に記述していると、一目で不正なものだとわかっちゃいますね。
これはこれで一発でアウトですよね。ww
sbisec.hnznzr.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが 104.21.26.232 で、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ にあるデバイスに Cloudflare, Inc. と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
sbisec.hnznzr.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
SBI証券のURLは https://www.sbisec.co.jp/ もしくは https://www.***.sbisec.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
メールのヘッダーを確認してみると "office@kobkizg.com" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (office@kobkizg.com) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると kobkizg.com から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 34.81.184.193 で、台湾の台北市 にあるデバイスに Google LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信しているみたいですね。
文頭に " ***様 " と記述していますが、*** の箇所は自分のメールアカウントが書かれていました。
正式なメールには、"メールアカウント様" のような記載はしないので、これはこれでアウトですよね。 ww
どうしても気になるのであれば、"資金凍結措置の迅速な解除および通常取引再開のためには、以下の公式リンクより至急本人認証手続きを完了してください。" の下に記述している クリックを促すためのURLをクリックせずに、SBI証券のホームページ (https://www.sbisec.co.jp/contents/) に直接アクセスして、トップページの右上にある "ログイン" から確認しましょう。
SBI証券からも 、この様なメールを受け取っても "不審なメールのリンク先には絶対にアクセスしないようご注意ください。" と注意喚起されているので、絶対にクリックしないで即削除しましょう。