6月5日の06:02に受信した Amazon【Amazon.co.jp】を名乗る迷惑メール
以下のメールは 6月5日の06:02 に受信した 【重要なお知らせ】:クーポン利用規約違反について と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②と③の箇所です。
①は、Amazon <hrvbibkyyazq@yahoo.co.jp> と記述されえていますが、アマゾンの場合 yahoo.co.jp のようなドメインで送信してくることは無く、アマゾンは amazon.co.jp もしくは amazon.jp もしくは amazon.com もしくは ***.amazon.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
yahoo.co.jp は Yahoo (ヤフー) でオフィシャルに使用しているドメインなのに、アマゾンからのメールのドメインに何でこれを使っているの??
一発でアウトだってわかるじゃん。アホくさっ・・・ ww
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://web1-amiylsmao1.icu/ のURLが登録されていました。
アマゾンのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://**.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
web1-amiylsmao1.icu と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが141.195.112.224 で、カナダのオンタリオ州トロント にあるデバイスに Kemono Network INC. と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
web1-amiylsmao1.icu は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
③はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://kyttcpbrmxvy.jp.sendgrid.net/ls/click?upn=u***.H*************************************r-2*************************************************O-2*********************************C-2*******************************************************g-2*******************************************************c-3*****************************************f-2*************************************************a-2****************************L-2*****************************************************w-2********************************************y-2****************************************j のURLが登録されていました。
アマゾンのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://**.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
kyttcpbrmxvy.jp.sendgrid.net と云うURLの発信先を調べてみましたが、このドメインはインターネット内に存在していないようですので既に削除されたかインターネットに接続されていないようですのでアクセスできません。
メールのヘッダーを確認してみると "hrvbibkyyazq@yahoo.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (hrvbibkyyazq@yahoo.co.jp) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると yahoo.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 113.229.56.224 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市 にあるデバイスに CNC Group CHINA169 Liaoning Province Network と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス (113.229.56.224) に Yahoo で正式に使用している yahoo.co.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
この様なメールを受け取ってもクリックを促すためのリンク( "身分情報提出フォーム" や "ログイン" などの文字列)を絶対にクリックしないで即削除しましょう。
Amazon.co.jpでは "アカウントのセキュリティを強化するため、2段階認証を有効にしていただくことを推奨しています。" と注意喚起しているので、2段階認証にするように設定したほうがいいと思います。
どうしても気になるのであれば、https://www.amazon.co.jp/ に直接アクセスして確認しましょう。