MasterCardカード:不正使用疑惑のセキュリティチェックと題したフィッシング詐欺迷惑メール | 迷惑メールやフィッシングメールに注意するためのブログ

迷惑メールやフィッシングメールに注意するためのブログ

毎日数多く送られてくる迷惑メールやフィッシング詐欺のメールに困っている人が多々いると思います。
この様なメールに騙されないようにするために、自分に送られてきた迷惑メールの内容をチェックして掲載しますので、自身を守るために参考にしていただければ幸いです。

 

 TODAY'S
 
4月7日の13:11に受信した MasterCard【Mastercard】名乗る迷惑メール

 

以下のメールは 4月7日の13:11 に受信した MasterCardカード:不正使用疑惑のセキュリティチェック と題したメールです。

 

 

 

 

上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。

 

は、MasterCard <hmqmt@tanakadental.co.jp> と記述されえていますが、Mastercard (マスターカード) の場合 tanakadental.co.jp のようなドメインで送信してくることは無く、 Mastercard (マスターカード) は、mastercard.co.jp もしくは mastercard.com のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。

 

tanakadental.co.jp は 歯科用機器・ サプライ・書籍などを扱っている 株式会社 田中歯科器械店 でオフィシャルに使用しているドメインなのに、Mastercard (マスターカード) からのメールのドメインに何でこれを使っているの?? 

 

一発でアウトだってわかるじゃん。アホくさっ・・・ ww

 

は、クリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://clck.ru/39kg6p のURLが登録されていました。

 

Mastercard (マスターカード・ジャパン) のURLは https://www.mastercard.co.jp/ja-jp.html が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。

 

clck.ru と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが 213.180.204.221 で、ロシアの中央連邦管区モスクワ にあるデバイスに YANDEX LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

clck.ru は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。

 

メールのヘッダーを確認してみると "hmqmt@tanakadental.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (hmqmt@tanakadental.co.jp) と合致しています。

 

メールのヘッダーから送信元を確認すると tanakadental.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.150.106.169 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスに China Unicom Liaoning Province Network と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(175.150.106.169)に実際にオフィシャルで 株式会社 田中歯科器械店 が使用している tanakadental.co.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。

 

このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。

 

このメールの本文下部に "Mastercard会員様よりのお問い合わせを受け付けています。" や "ご利用いただける加盟店や最寄りのATMを検索をいただけます。" と記述されている個所のURLは、実際にMastercard (マスターカード) の正式なHPへリンクされているもので、表示されているURLとこのURLに登録されているリンク先は同じものでした。

 

Mastercard (マスターカード) からも 、"Mastercardのブランドのついたカードをお持ちのお客様に対し、Mastercardや、カード会社及び金融機関から、口座や個人情報をたずねるメールを送ることは一切ありません。こうした詐欺メールを受け取った際は、直ちにメールを削除し、口座や個人情報開示の呼びかけには応じず、また添付やリンクを開いたりしないようにしてください。" と注意喚起されているので、クリックしないで即削除しましょう。