1月29日の11:19に受信した ソニー銀行 を名乗る迷惑メール
以下のメールは1月29日の11:19に受信した 【ソニー銀行】【重要】お振り込み手続きの制限について と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、ソニー銀行 <info@sun-ele.co.jp> と記述されえていますが、ソニー銀行の場合 sun-ele.co.jp のようなドメインで送信してくることは無く、ソニー銀行は sonybank.net もしくは ***.sonybank.net のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
sun-ele.co.jp は テレビ共同受信システム機器や情報通信システム機器の製造･販売を行っているサン電子株式会社 でオフィシャルに使用しているドメインなのに、ソニー銀行からのメールのドメインに何でこれを使っているの？？
一発でアウトだってわかるじゃん。アホくさっ・・・ ww
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://clck.ru/38MaeP のURLが登録されていました。
ソニー銀行のURLは https://sonybank.net/ もしくは https://moneykit.net/ もしくは
https://o2o.moneykit.net/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
clck.ru と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが 213.180.204.221 で、ロシアの中央連邦管区モスクワ にあるデバイスに YANDEX LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
clck.ru は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "info@sun-ele.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (info@sun-ele.co.jp) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると sun-ele.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.165.165.184 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスに China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(175.165.165.184)に実際に サン電子株式会社 で使用している sun-ele.co.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
"詳細はこちらをご覧ください" の箇所に記述されているURLは、ソニー銀行からのお知らせで、1年ほど前に告知された "【重要】お振り込み手続きの制限について" のページへのリンクです。
このページ内の記述を確認すると、振り込み手続きの一時制限を行ったのは、1年ほど前の2023年2月24日で、このメールに記述されている "2024年1月28日に当社サイトのご利用を一時制限させていただきました" と云うのは全くの嘘っぱちです。ww
本文中に "本人確認を" と記述されている個所がありますが、もしも、不安に思うならば、この箇所を決してクリックせずに、ソニー銀行の公式ホームページ (https://moneykit.net/) にアクセスして、"ログイン" から確認してくださいね。 ww
ソニー銀行からも 、この様なメールを受け取ってもクリックを促すためのリンク先をクリックしないようにと注意喚起されているので、このようなメールは即削除しましょう。