12月7日の15:03に受信した NHKプラス【日本放送協会】を名乗る迷惑メール
以下のメールは12月7日の15:03に受信した NHKプラスアップグレードサービスお知らせ と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、日本放送協会(NHKプラス) <nhk-support@csh151.com> と記述されえていますが、NHKやNHKプラスの場合 csh151.com のようなドメインで送信してくることは無く、NHKの場合はnhk.or.jp もしくは xxx.nhk.or.jp で送信し、NHKプラスの場合は mail.pid.nhk.jp もしくは plus.nhk.jp で送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、
https://www.thingnet.cn/YxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxNuLxxxxxxxw のURLが登録されていました。
(表示されているURLとこのURLの文字に登録されているリンク先のURLが異なっていますので
気を付けてくださいね)
NHKプラスのURLはhttps://plus.nhk.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
www.thingnet.cn と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが38.34.188.111で、香港のHong Kong SAR にあるデバイスに Cogent Communications と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
www.thingnet.cn は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "nhk-support@csh151.com" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名(nhk-support@csh151.com) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると mail3.csh151.com から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 154.205.83.210 で、アメリカのカリフォルニア州ロスアンゼルス にあるデバイスに ADA Digital Global Inc と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
NHKプラス から送信されると送信元は mail3.csh151.com とはならずに mtaxxx.pid.nhk.jp のような表示になるため、明らかに不正で気を付けないといけないメールです。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
NHKプラスにアップグレードするように記述していますが、NHKプラスはアップグレードのようなことをせずに、NHKの受信契約者が登録手続きをすることによってネット上でもNHKの放送が見られるというものです。
よって、NHKプラスはアップグレードするものではなく、利用手続き(登録手続き)を行って使用するものです。
アップグレードと云う表現はNHKプラスを使用するにあたっては不適切な表現ですね。 ww
また、"6〜12か月利用可能放送受信料免除" との記述がありますが、NHKプラスを使用できるように登録しても受信料免除になるようなことはありません。
受信料免除に関して確認したい方は、https://www.nhk-cs.jp/jushinryo/pdf/menjo.pdf で確認できます。
NHKからも 、"NHKからこのようなメール等は送付していません。リンクのクリックやリンク先ページでの情報入力は、絶対に行わないでください" と注意喚起されているので、クリックすることなく即削除しましょう。