
12月7日の02:11に受信した Amazonプライム【カスタマーサービス】を名乗る迷惑メール
以下のメールは12月7日の02:11に受信した お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、Amazon.co.jp <exegete@t56vamu.jp> と記述されえていますが、アマゾンの場合 t56vamu.jp のようなドメインで送信してくることは無く、アマゾンは amazon.co.jp もしくは amazon.jp もしくは amazon.com もしくは xxx.amazon.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://zzygbusq2.icu/ のURLが登録されていました。
アマゾンのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://××.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
zzygbusq2.icu と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが43.163.207.242で、日本の東京都内 にあるデバイスに Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
(Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited は、中国の広東省深圳市に本部(本社) がある 中国の大手IT・ネットワーク サービス企業です)
zzygbusq2.icu は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "riu848k487r5idc@ja-dosanko.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名を (exegete@t56vamu.jp) に改ざんして送付しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると ja-dosanko.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.150.107.71 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市 にあるデバイスに China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(175.150.107.71) に 北海道農業協同組合中央会(JAグループ北海道) で正式に使用している ja-dosanko.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
この様なメールを受け取ってもクリックを促すためのリンク( "Аmazonログイン" の文字列)を絶対にクリックしないで即削除しましょう。 |
Amazon.co.jpでは "アカウントのセキュリティを強化するため、2段階認証を有効にしていただくことを推奨しています。" と注意喚起しているので、2段階認証にするように設定したほうがいいと思います。
どうしても気になるのであれば、https://www.amazon.co.jp/ に直接アクセスして確認しましょう。