お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ と題したフィッシング詐欺迷惑メール | 迷惑メールやフィッシングメールに注意するためのブログ

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毎日数多く送られてくる迷惑メールやフィッシング詐欺のメールに困っている人が多々いると思います。
この様なメールに騙されないようにするために、自分に送られてきた迷惑メールの内容をチェックして掲載しますので、自身を守るために参考にしていただければ幸いです。

 

 TODAY'S
 
11月18日の02:06に受信した Amazonプライム【カスタマーサービス】名乗る迷惑メール

 

以下のメールは11月18日の02:06に受信した お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ と題したメールです。

 

 

 

上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。

 

は、Amazon.co.jp <shipment-tracking@amazon.co.jp> と記述されえていますが、このアドレスのドメインは アマゾン で実際に使用しているドメインですが、 "shipment-tracking@amazon.co.jp" と云うアドレスに偽装して送られてくるフィッシング詐欺メールがあるとの報告があるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。

 

はクリックを促すためのリンクですが、このURLに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://everythingsrenglittle.com/ のURLが登録されていました。

 

アマゾンのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://××.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。

 

everythingsrenglittle.com と云うURLの発信先を調べてみましたが、このドメインはインターネット内に存在していないようですので既に削除されたかインターネットに接続されていないようですのでアクセスできません。

 

メールのヘッダーを確認してみると "peos@chiyodasystem.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名を (shipment-tracking@amazon.co.jp) に改ざんして送付しています。

 

メールのヘッダーから送信元を確認すると chiyodasystem.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.148.103.132 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスに China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

chiyodasystem.co.jp は 建築設計業務などを行っている 株式会社チヨダシステム でオフィシャルに使用しているドメインなのに、なんで全然関係の無い中国からのメールのドメインに何でこれを使っているのか?? 

 

中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(175.148.103.132) に 株式会社チヨダシステム で正式に使用している chiyodasystem.co.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。

 

このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
 

この様なメールを受け取っても、クリックを促すリンク (Amazonログイン) を決してクリックすること無く即削除しましょう。

 

Amazon.co.jpでは  "アカウントのセキュリティを強化するため、2段階認証を有効にしていただくことを推奨しています。" と注意喚起しているので、2段階認証にするように設定したほうがいいと思います。

 

どうしても気になるのであれば、https://www.amazon.co.jp/ に直接アクセスして確認しましょう。