
9月10日の06:50に受信した ヤマト運輸 を名乗る迷惑メール
以下のメールは9月10日の06:50に受信した 大至急 配達状況お問い合わせ[メールコード Y182] と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、ヤマト運輸 <ouerosr@pbltd.in> と記述されえていますが、ヤマト運輸の場合 pbltd.in のようなドメインで送信してくることは無く、ヤマト運輸は kuronekoyamato.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://www.kuerskaanmensyaseatn.co.jp.linglanwangluo.top/ のURLが登録されていました。
ヤマト運輸のURLは https://www.kuronekoyamato.co.jp/ もしくは
https://www.yamato-hd.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
www.kuerskaanmensyaseatn.co.jp.linglanwangluo.top と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが155.94.184.45で、アメリカのノースカロライナ州シャーロット にあるデバイスに Snoork Hosting と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
www.kuerskaanmensyaseatn.co.jp.linglanwangluo.top は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
次にメールのヘッダーを確認してみると "ukciq@kuronekoyamato.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名を (ouerosr@pbltd.in) に改ざんして送付しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると kuronekoyamato.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 106.13.75.46 で、中国の北京にあるデバイスに Baidu/Telecom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
この送信元は、実際にヤマト運輸で使用しているドメインを使いメールを送信しているようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(106.13.75.46)に実際に ヤマト運輸で使用している kuronekoyamato.co.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
メールの本文中に "シンガボールからの国際郵便物が配送されますが" と記述されていますが、国際郵便は日本郵便でのみ取り扱いができるものです。
ヤマト運輸で取り扱いができるのは、国際宅急便 と云う国際配送サービスですので、クリックを促すリンク ("クリックしてから配送情報をご補充ください" と書かれた箇所) を決してクリックしないようにして下さい。
このメール内の文中を確認しただけでも、インチキな詐欺メールであるというのは明らかですので、気を付けましょうね。ww
ヤマト運輸でも、心当たりのないメール等を受信した場合、その後のアクセスは決して行わないようお願いいたしますと注意喚起しているので、この様なメールを受信した場合は即ごみ箱に破棄しましょうね。