
7月31日の12:30に受信した Amazonプライム【Amazonカスタマーサポート】を名乗る迷惑メール
以下のメールは7月31日の12:30に受信した Amazonプライム会費のお支払い方法に問題があります と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、Amazon <info-83d059ee4e9d0d70cbc2faf6b1d2d5fa@amazon.co.jp> と記述されていて、アマゾンで使用しているドメイン (amazon.co.jp) で送信されてきていますが、アマゾンはユーザー名(メールアカウント)を info-83d059ee4e9d0d70cbc2faf6b1d2d5fa で送信してくることは無いので 、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、ここのアイコンに設定されているリンク先のアドレス
を確認してみると、https://pqciofis.com/jp のURLが登録されていました。
アマゾンのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://××.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
pqciofis.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが43.135.10.199で、香港のHong Kong SAR にあるデバイスに Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
pqciofis.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "info-83d059ee4e9d0d70cbc2faf6b1d2d5fa@amazon.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名(info-83d059ee4e9d0d70cbc2faf6b1d2d5fa@amazon.co.jp) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると amazon.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 116.138.211.192 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスに China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(116.138.211.192) に アマゾン で正式に使用している amazon.co.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
この様なメールを受け取ってもクリックを促すためのリンク( " [Amazon.co.jpにログインする]" のアイコン)を絶対にクリックしないで即削除しましょう。
Amazon.co.jpでは "アカウントのセキュリティを強化するため、2段階認証を有効にしていただくことを推奨しています。" と注意喚起しているので、2段階認証にするように設定したほうがいいと思います。
どうしても気になるのであれば、https://www.amazon.co.jp/ に直接アクセスして確認しましょう。