
6月23日の10:03に受信した ジャックスカード【ジャックス】を名乗る迷惑メール
以下のメールは6月23日の10:03に受信した 【JACCSカード】お支払い金額確定のご案内 と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、ジャックスカード <no-reply@jaccss.co.jp> と記述されえていますが、ジャックスの場合 jaccss.co.jp のようなドメインで送信してくることは無く、ジャックスは jaccs.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://www.jacos-co-jp.yzw770820.com.cn/ のURLが登録されていました。
ジャックスのURLは https://www.jaccs.co.jp/ もしくは https://www.xxx.jaccs.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
www.jacos-co-jp.yzw770820.com.cn と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが107.150.4.197で、アメリカのカリフォルニア州ロスアンゼルスにあるデバイスに QuadraNet Enterprises LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
www.jacos-co-jp.yzw770820.com.cn は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "cizowwryam@jaccs.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名を (no-reply@jaccss.co.jp) に改ざんして送付しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると jaccs.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 106.13.195.131 で、中国の広東省広州市にあるデバイスに Baidu/Telecom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
この送信元は、実際にジャックスで使用しているドメインを使いメールを送信しているようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス (106.13.195.131) に、ジャックスで使用している jaccs.co.jp と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
ジャックスからも 、"EメールやSMSで、クレジットカード番号・有効期限・暗証番号を含むお客様の重要な個人情報の入力をお願いすることはありません" と注意喚起されているので、この様なメールを受け取ってもクリックを促すためのリンクをクリックしないで即削除しましょう。