
6月7日の01:59に受信した AEON【イオン銀行】を名乗る迷惑メール
以下のメールは6月7日の01:59に受信した AEONご利用確認のお願い と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。
①は、AEON <lpgwarfm@yahoo.org> と記述されえていますが、イオン銀行の場合 yahoo.org のようなドメインで送信してくることは無く、 イオンの場合 email.aeon.co.jp もしくは ma.email.aeon.co.jp もしくは aeon.co.jp のドメインで送信し、イオン銀行の場合 xx.aeonbank.co.jp もしくは aeonbank.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://ykhualitai.com/ のURLが登録されていました。
イオンのURLは https://www.aeon.co.jp/、イオン銀行のURLは https://www.aeonbank.co.jp/aeoncard/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
ykhualitai.comと云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが43.154.186.175で、香港のHong Kong SAR にあるデバイスに Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
ykhualitai.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
メールのヘッダーを確認してみると "lpgwarfm@yahoo.org" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (lpgwarfm@yahoo.org) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると yahoo.org から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.173.180.155 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスに China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
yahoo.org と云うドメインを調べてみると、IP アドレスが34.225.127.72で、アメリカのバージニア州ノースにあるデバイスに Amazon Technologies Inc. (EC2) と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス (123.188.6.255) に yahoo.org と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
イオン銀行からも 、この様なメールを受け取ってもクリックを促すためのリンクにはアクセスしないで削除するように注意喚起されているので、クリックしないで即削除しましょう。