【三菱UFJ信託銀行】お取引目的等の確認のお願い と題したフィッシング詐欺迷惑メール | 迷惑メールやフィッシングメールに注意するためのブログ

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毎日数多く送られてくる迷惑メールやフィッシング詐欺のメールに困っている人が多々いると思います。
この様なメールに騙されないようにするために、自分に送られてきた迷惑メールの内容をチェックして掲載しますので、自身を守るために参考にしていただければ幸いです。

 

 TODAY'S
 
5月15日の10:53に受信した 三菱UFJ信託銀行【三菱UFJ信託ダイレクト】 名乗る迷惑メール

 

以下のメールは5月15日の10:53に受信した 【三菱UFJ信託銀行】お取引目的等の確認のお願い と題したメールです。

 

 

上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。

 

は、三菱UFJ信託銀行 <ytwl@yahoo.com> と記述されえていますが、三菱UFJ信託銀行の場合 yahoo.com のようなドメインで送信してくることは無く、三菱UFJ信託銀行は mbd.tr.mufg.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。

 

はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://highmanager.com/ のURLが登録されていました。

 

三菱UFJ信託銀行のURLは https://www.tr.mufg.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。

 

highmanager.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが192.161.176.98で、アメリカのカリフォルニア州ロスアンゼルスにあるデバイスに QuadraNet Enterprises LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

highmanager.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。

 

メールのヘッダーを確認してみると "ytwl@yahoo.com" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (ytwl@yahoo.com) と合致しています。

 

メールのヘッダーから送信元を確認すると yahoo.com から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.173.183.202 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスにChina Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

この送信元は、実際に yahoo で使用しているドメイン (yahoo.com) を使いメールを送信しているようです。

 

中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(175.173.183.202)に実際に yahoo で使用している yahoo.com と云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。

 

このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。

 

本文中に "お客様お客様の直近の取引についていくつかのご質問がございます、" との記述がありますが、"お客様お客様" と二度繰り返しています。

これって、焦っているの? 懇願しているの? それとも単にコピペミス? ww

 

三菱UFJ信託銀行からも 、"心当りのない電子メールに添付されているファイルを開封したり、心当りのない電子メールに記載されているサイトにアクセスしないでください" と注意喚起されているので、このようなメールはクリックすることなく即削除しましょう。