
5月2日の09:01に受信した セゾンカード【クレディセゾン】を名乗る迷惑メール
以下のメールは5月2日の09:01に受信した <緊急!セゾンカード 重要なお知らせ> と題したメールです。
上記のメールで注意しないといけないのは、①と②と③の箇所です。
①は、株式会社クレディセゾン <iikcgwpwv@AEON.net> と記述されえていますが、セゾンカードの場合 AEON.net のようなドメインで送信してくることは無く mail.saisoncard.co.jp のドメインで送信してくるので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。
AEON.net は、日本のイオンが使用している物ではなく、オランダの北ブラバント州ソンにあるデバイスに Signet B.V. と云うISPが割り当てているアドレスのようです。
②はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、https://lousial.com/ のURLが登録されていました。
セゾンカードのURLは https://xxx.saisoncard.co.jp/ もしくは
https://www.a-q-f.com/ もしくは https://stockindex.pointunyou.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
lousial.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが47.243.92.63で、アメリカのカリフォルニア州サンマテオ郡にあるデバイスに Alibaba.com LLC と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
lousial.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。
③はクリックを促すためのリンクですが、この文字列に設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、http://www.saisasocard.co.jp.boatproper.shop/ のURLが登録されていました。
セゾンカードのURLは https://xxx.saisoncard.co.jp/ もしくは
https://www.a-q-f.com/ もしくは https://stockindex.pointunyou.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。
www.saisasocard.co.jp.boatproper.shop と云うURLの発信先を調べてみましたが、このドメインはインターネット内に存在していないようですので既に削除されたかインターネットに接続されていないようですのでアクセスできません。
メールのヘッダーを確認してみると "iikcgwpwv@AEON.net" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名 (iikcgwpwv@AEON.net) と合致しています。
メールのヘッダーから送信元を確認すると AEON.net から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 60.22.193.25 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスに China Unicom と云うISPが割り当てしたアドレスのようです。
この送信元は、実際にセゾンカードで使用しているドメインを使いメールを送信しているようです。
中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレス(60.22.193.25)に、オランダの北ブラバント州ソンにあるデバイスに Signet B.V. と云うISPが割り当てている AEON.net と云うドメインに対して紐づけて使用することができるようですね。
このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。
セゾンカードからも 、この様なメールを受け取っても "メールにあるURLはクリックせずにメール自体を削除していただきますようお願いいたします" と注意喚起されているので、クリックするようなことをせずに即削除しましょう。