アマゾンを名乗るフィッシング詐欺迷惑メール | 迷惑メールやフィッシングメールに注意するためのブログ

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毎日数多く送られてくる迷惑メールやフィッシング詐欺のメールに困っている人が多々いると思います。
この様なメールに騙されないようにするために、自分に送られてきた迷惑メールの内容をチェックして掲載しますので、自身を守るために参考にしていただければ幸いです。

 

 TODAY'S
 
3月31日の4:47に受信したAmazon.co.jp名乗る迷惑メール

 

以下のメールは3月31日の4:47に受信した 【情報】 Amazon.co.jp:お客様のお支払い方法が承認されません と題したメールです。

 

 

上記のメールで注意しないといけないのは、①と②の箇所です。

 

は、アマゾン <ffvmd@amazon.co.jp> と記述されえていますが、アマゾンの場合 ffvmd のようなユーザー名(メールアカウント)で送信してくることは無いので、これは明らかに疑うべき不正な差出人です。

 

はクリックを促すためのリンクですが、このアイコンに設定されているリンク先のアドレスを確認してみると、

https://pollyontheshore.com/ のURLが登録されていました。Amazon.co.jpのURLは https://www.amazon.co.jp/ もしくは https://××.amazon.co.jp/ が正規のURLなので、これは明らかに疑うべきURLです。

 

pollyontheshore.com と云うURLの発信先を調べてみると、IP アドレスが38.60.198.23で、シンガポールにあるデバイスにLightNode-SGと云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

pollyontheshore.com は、このアドレスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して使用してるみたいですね。

 

次にメールのヘッダーを確認してみると "ffvmd@amazon.co.jp" が送信者のようなので、 差出人(送信者)名(ffvmd@amazon.co.jp) と合致しています。

 

メールのヘッダーから送信元を確認すると amazon.co.jp から送信されていて、送信元のIP アドレスを確認すると 175.150.98.140 で、中国の遼寧省葫芦島(フルダオ)市にあるデバイスにChina Unicomと云うISPが割り当てしたアドレスのようです。

 

amazon.co.jp からのメールの送信元は amazon.co.jp とはならずに xxxxx.smtp-out.us-west-2.amazonses.com のような表示になるため、明らかに不正で気を付けないといけないメールです。

中国ではICANNから割り振られたグローバルIPアドレスにamazon.co.jpと云うドメインを紐づけて使用することができるようですね。

 

このメールの送信者は、このデバイスを使用しているか、このアドレスが割り当てられたデバイスに接続して送信してるみたいですね。

 

Amazon.co.jpでは  "アカウントのセキュリティを強化するため、2段階認証を有効にしていただくことを推奨しています。" と注意喚起しているので、2段階認証にするように設定したほうがいいと思います。

 

どうしても気になるのであれば、https://www.amazon.co.jp/ に直接アクセスして確認しましょう。