呼吸に関する筋肉とは?
皆さんこんばんわ。更新が火曜日になってしまいご迷惑をお掛けしております。
PHI Pilates Japanコーディネーターの小林俊夫です
金曜日は岡山で理学療法士、作業療法士の学生さんに
PHI Pilatesの特別授業を行わせて頂き
土曜日、日曜日は広島で養成セミナーを行って参りました!!
全国でPHI Pilatesの普及をさせて頂く事を通して、日本の予防医学の発展に
少しでも貢献していきたいと思っています
さて、先週は息を吸う((強制吸気)に関わる筋肉を教えて下さい
という問題を出させて頂きましたので、その筋肉を考えていきましょう
吸気の主動筋は下記の3つの筋肉が考えられます。
【主動筋】
・横隔膜
横隔膜の下降とそれに伴うドームの平坦化により、胸郭の垂直径を増やすと共に
下位肋骨が側方へ拡張し腹腔内圧を上昇させ、腹腔内圧の上昇により一旦固定されると
引き続いて生じる横隔膜の肋骨線維の収縮により下位と中位の肋骨が挙上されます
・斜角筋
上位肋骨と胸骨の挙上をさせます
・肋間筋
内肋間筋は肋骨を挙上させると共に、肋間筋は肋間腔の安定と上方の胸郭壁の
内側への虚脱を防ぎます
強制吸息の場合は主動筋+下記の補完筋を必要とします
【補完筋】
・上後鋸筋
・下後鋸筋
・長・短肋骨挙筋
・胸鎖乳突筋
・広背筋
・胸腸肋筋と頸腸肋筋
・小胸筋
・大胸筋
・前鋸筋
・腰方形筋
たかが呼吸、されど呼吸
なんと、こんなにたくさんの筋肉が関わっているんですね!!
ピラティスを指導する際は、効果をしっかりと出す為にも
是非呼吸をしっかりと行って頂く様にご案内してみて下さいね♪
次回は更に踏み込んで、楽しく学んでいきたいと思います
それでは素敵な1週間を~
PHI Pilates Japanコーディネーター 小林俊夫
参考文献
「筋骨格系のキネシオロジー」 Donald A.Neumann 医歯薬出版株式会社
「ヒューマンボディ」 監訳 片桐康雄 飯島治之 片桐展子 尾岸恵三子 エルセビアジャパン