夏の風物詩が苦手な件 | この世の外ならどこへでもーモラハラ・DVからの自己回復日記

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2012年より「望郷解毒酒場」という謎のタイトルで書いてきたこのブログ。
離婚後は解毒する「毒」も無くなったのでタイトルを変えました(2021・4より)
*ブログ内のすべての文章・エピソードのコピー・転載は禁止しています。

 

 

夏が嫌いです、、

 

なんなら冬も嫌い(笑)

なんにしろ、暑すぎる・寒すぎる、のが無理。

常春の国に行きたい。

 

人間関係については我慢強すぎたくせに、温度や湿度、照度、騒音などの不快には少しも耐えられないところがある。

 

いま、フェス真っ盛りの季節なんだけど、それもはなから行く気がない。

ああいうの楽しめる人っていいなと思う、皮肉じゃなくて。

 

ただ、離婚してからはっきりわかったんだけど、わたし、一人でいる時間・空間が確保されないとホントだめで。

 

友だちと会ったり過ごしても(それが好きな人や恋人でも)、好きなミュージシャンのライブのあとでも、楽しかったからこそ十分ひとりになって黙って静かにしていたい。

 

フェス、って基本ずーーーーーっと周りに誰かいて、音が鳴っている状態で、しかも「アウトドア」。

それがもう、だめだと思う。

 

夏の風物詩は苦手なものばかりだ。

長い人生の分だけ、鬼門になった場所がもはや飽和状態だ。どこ歩いても何をしてもフラッシュバックの地雷原である。

 

離婚後、食べられなくなった食材、見たくない番組(もう殆どテレビは見ないんだけど)、聞きたくないジャンルの音楽、行きたくない店など避けたいものがいくつも増えた。

どれも結婚生活中のクソエピソードにまつわるもので、アウトドア、もその一つ。

 

だいたいのモラ体質男がそうであるように、元配偶者も家族に対して異様にケチだったので、宿代がかからないキャンプはさんざん連れて行かれた。

(普通の家庭なら「私苦手だから別の場所に行きたい、」って提案は当たり前でまたそれを受け入れてもらえると思う。でもそんなことが不可能なのはモラ・DV夫をお持ちの方ならわかるでしょう)

 

そこここで、私もなんとかその時間を楽しもうと努力していたけれども。自分を誤魔化していただけで元来苦手なものは苦手だったわ。

 

私はアメニティの揃った部屋でしっかり化粧を落としてホテルのパジャマでリラックスして過ごしたいし白い清潔なシーツのベッドで眠りたいし風呂に入りたいし虫は嫌だし埃っぽいのもトイレが遠いのも無理なのだ。ホテルのバーで酒飲みたいし朝食ビュッフェのパンやふわふわのスクランブルエッグや大きなサーバーに入ったオレンジジュースが大好きなんだ。

 

とはいえ。せっかくその好きなホテル泊ができるようになったというのに、ライブの遠征には行けないのだ。

これもまた結婚生活中の後遺症。自律神経がすっかりやられてしまったので治療中。

一旦調子を崩すとひどい頭痛とめまい、吐き気でまったく動けなくなる。

 

飛び跳ねてアドレナリン出しすぎると2日間は絶不調で動けなくなるので、心置きなくライブを楽しんでしかも安心して倒れるためには、交感神経バク上がりで無敵に動けているその日のうちに家に帰る必要がある。

シンデレラかよ、、(薹が立ちすぎているが、、)

しかしライブに行かない、という選択はない。

 

 

なのでこの夏もまた太陽の下で楽しめる行事にはなにも参加せず、日が暮れてからの屋内の静かなライブのチケットを取った。