僕が料理を始めたのは10歳くらいの時です。
うちは共働きの両親で、2人共帰りが遅く夕食はおばあちゃんが作ってくれていました。
どんなものが食卓に上がっていたかは覚えていません。多分、何か満足していなかったのでしょう。
そのうち、見よう見マネで作るようになっていました。
自分の食べたいものを思ったように作れるからです。
最初は自分を満足させるために料理を始めたのです。
その内、僕が作った料理を弟やおばあちゃんが喜んでくれていることに気づきました。
家族が揃う日曜日には、それこそ腕を振るって自分なりに研究してカレーライスを作るようになりました。
「美味しい料理を作ると人が喜んでくれるんだ!」
そう思うようになっていました。
夏休みに、小学校のキャンプがありました。
僕は当然のように炊事当番です!
女の子たちに玉ねぎのみじん切りを教えてあげたり、ウラ技的な味付けで美味しくしたりしてそれこそヒーローになった気分でした。
たまに母親が務めるレストランに食事に連れて行って貰っていました。そこではみんな楽しそうに食事をしていました。
当然ぼく達も楽しく食事をしたのを覚えています。
こんな体験が全て僕の原点です。
僕はこれらの体験を通じて、人に喜びを与えるということがどんなに自分を幸せにするかを知りました。
心理学を学び始めて、人間の最上級の喜びは他人から“ありがとう”と言われることだと知りました。
人は、家族に社会にそして世界に貢献できていると実感出来た時至福の時を迎えます。
「美味しかった!」 「楽しかった!」 「ありがとう。」
この言葉を聞くために毎日ハードワークをこなしているのです。
僕は、他人の喜びが我よろこびと思える人と人間関係を築いていきたいと思っています。
そのためには自分を磨くしかないです。毎日がその訓練だと思います。
人に楽しみを与える言葉を使っているか?
人を笑顔にする表情であるか?
真に人の役に立つ仕事をしているか?
こんなことを自問自答しながらの日々です。