【本】これからの建築 | 飲・水・思・源・2

【本】これからの建築

 

 

今年の32冊目。

「これからの建築 スケッチしながら考えた」著:光嶋裕介

 

 若手建築家・光嶋裕介氏の建築に対する考え方を示した著作。私も思想家である内田樹氏の自宅兼道場を設計したことで光嶋さんのことを知ったのですが、アメリカ生まれで抱負な海外経験から考えた、芸術と建築、街(公共性)と建築、風景としての建築、欲望としての建築、文化としての建築、そのような建築の多様性に対して一人の建築家としてどう対峙するかが描かれています。明快なテーマ設定と、それに対して大上段に構えるのではなく、自身の経験から導き出す素直な解答、見習わなければ。

 

 

黒川哲志建築設計事務所HP:https://www.kurokawadesign.com