Logorama | 飲・水・思・源・2

Logorama

第82回アカデミー賞は、
ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」と
キャスリン・ビグロー監督の「ハート・ロッカー」が
元夫婦対決ということで盛り上がったようですが、
地味に短編アニメーション部門でオスカーを取った
Nicolas Schmerkinの「Logorama」、面白いです。

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ロゴで出来た街で登場人物達もみんなロゴという、
ロゴ好きにはたまらないアニメーションです。

いろんなロゴが出てくるのですが、
世界一古いキャラクターの一つとして有名な
ミシュランの「ビバンダム」君(マシュマロマンの様なキャラですね)が警官で、
凶悪な犯人役であるマクドナルドドナルドを追跡するストーリー。

ドナルド・マクドナルドといえば、
ハンバーグラー」や「ビッグマックポリス」とともに
私が小学生の頃にはよく店頭やCMで見かけました。

80年代までは、ドナルド達はマクドナルドランドに住んでいると設定されていましたが、
その後はファンタジーの世界ではなく、
「日常生活での子供たちとのふれあいを描く」方向へと
ドナルドの存在はシフトされたようです。
でもまぁ、このピエロはちょっと不気味ですよね(w)

追記<100318>
Los Angels Timesにインタビュー記事が載っています。

(ロゴを使用する許可を各企業から得たか?という質問に対して)
「もちろんもらってないです!
 もし延々と許可を待ってたら、この映画を作るのは不可能だったと思います。
 この作品は僕たちの時代について語っており、
 僕たちの時代のグラフィック言語を使っているんです。
 この映画はある意味時間的制約のある作品です。
 というのも20~30年以内にはどのロゴもリデザインされて、
 この映像も時代遅れなものになってしまうからです。
 なので、我々H5は自分たちにこう言い聞かせたんです。
『この映画は商業的なものではなく、
 表現の自由を描くことが目的なので、
 許可は得なくていいんだ!』と。」