哲学入門書の中には、「哲学を学ぶことは、現実的な役に立つものではない」「哲学上の重要問題は解決されていないし、解決されることもないだろう」「あなた自身が思い悩むことが大切である」などと言っているものがあります。私は哲学を専門にされている方々の内に、哲学に対し、そのような見解しかもつことができない方々がいらっしゃること自体不思議であり、そのような哲学のあり方に疑問を感ぜざるを得ません。
多くの人々は特に思春期において、様々な人生の問題に直面して、思い悩み始めますし、一生を通じて、何らかの悩みから解放されることはないでしょう。もし、哲学を学ぶことが、現実的な役に立つものでなく、考えても何も解決されないのであれば、何のために、人生の悩みの上に、さらに思い悩むことを増やす必要があるのでしょう。そもそも考える意味は、単なる頭の訓練ではありません。考えることにより何らかの有意義な結論を導き出す手助けになることになってこそ、考える意味があるのだと思います。
心身関係の問題、真理の認識の問題、自由意志の問題、善悪の問題、人生の意味の問題、いずれも難しい問題であることは確かです。難しい問題と、解決不能の問題とは違います。理論物理学のように、人生において当面の役に立たない学問は数多くありますが、これらも役に立たない学問ではありません。哲学は、人生においてもっと身近な問題を対象にしておりますし、また現実との関わりから、おのずと役に立つ結論を導き出し得るものだと思います。
多くの人々は特に思春期において、様々な人生の問題に直面して、思い悩み始めますし、一生を通じて、何らかの悩みから解放されることはないでしょう。もし、哲学を学ぶことが、現実的な役に立つものでなく、考えても何も解決されないのであれば、何のために、人生の悩みの上に、さらに思い悩むことを増やす必要があるのでしょう。そもそも考える意味は、単なる頭の訓練ではありません。考えることにより何らかの有意義な結論を導き出す手助けになることになってこそ、考える意味があるのだと思います。
心身関係の問題、真理の認識の問題、自由意志の問題、善悪の問題、人生の意味の問題、いずれも難しい問題であることは確かです。難しい問題と、解決不能の問題とは違います。理論物理学のように、人生において当面の役に立たない学問は数多くありますが、これらも役に立たない学問ではありません。哲学は、人生においてもっと身近な問題を対象にしておりますし、また現実との関わりから、おのずと役に立つ結論を導き出し得るものだと思います。