◆地道な努力を続ければゴールにたどり着ける

イソップ童話のウサギとカメの話を知らない人はいないでしょう。その教訓は、「ウサギのように恵まれたものであっても油断してはならない。また、カメのように遅くても、たゆまない努力によりウサギに勝てる場合もある。」ということです。しかし、もっと大切なことは、「カメがゴールにたどり着いたということだと思います。地道な努力を続ければゴールにたどり着けるということです。しかし、現実にはすべての場合にゴールにたどり着けるとは限りません。結果が出ない場合も現実にはあるのです。

◆結果が出なければだめか

プロのスポーツ選手などは結果を出さなければだめでしょう。そのために雇われているのですから。しかし、アマチュア・スポーツなどでは、結果はあくまでも結果であって、それが目的ではありません。

受験競争においては、受験生は合格という結果を出すことが、最大の関心事でしょう。また、いったん志を立てたからには、簡単にあきらめるべきではありません。目標に向かって最善を尽くすことです。しかし、残念ながら何度か挑戦して合格できずに、あきらめざるを得ない場合もあります。しかし、その場合も、それまでの努力は決して無駄ではないし、無駄にすべきではありません。

◆挫折しても努力を無駄にしないこと

ひとつは、その間に努力して得た知識なり技術は、努力の結果として身についているはずです。挫折すると、やけを起こして、せっかく得た知識まで捨ててしまいたくなりますが、それでは本当に、それまでの努力が無駄になってしまいます。

もちろん、何かの目的に向かって努力することは、それだけで人間を成長させますが、せっかくの努力を無駄にしないことも大切です。また、挫折を通じて人生を知ることができることも忘れてはなりません。人生において挫折のない人はいません。また、仮に挫折を知らない人がいたならば、その人は人生を充分に知らないということができます。