宇宙の果てはどのようになっているのでしょうか。さらにその果ての先はどうでしょうか。このように考えるとわけが分からなくなってしまいます。これは、宇宙と時間とを、古典的な三次元空間と、無限の過去から無限の未来に至る時間の軸で考えることに問題があるのではないかと思います。

地球が丸いということが分かるまでの世界観は、平らな大地と平らな海であったでしょう。これだと、その果てはどうなっているのか、さらにその果ての先はという疑問が尽きないことになります。しかし、実際には、そのような無限は実在せず、現実に存在したのは、球体からなる地球という大地と海でした。宇宙を三次元座標と過去から未来へ続く無限の時間軸からなると考えるのは、これと同じ見方だと思います。

ヘーゲルは、果てのない無限を悪無限といい、現実の無限ではないと言っております。また、無限と有限を切り離し、無限を有限とは隔絶された存在として想定された無限は、むしろ有限に制約されたものであり、これも有限に他ならない、そして、有限の中に存在する無限が真の無限であり、現実的な無限だというように言っています。

現実に存在する四次元の時空空間は、五次元的に閉じたようなものではないかと思います。このようなあり方が、ヘーゲルのいう真の無限であり現実的存在ではないかと思います。

でも正直なところ、五次元的に閉じるということが、実際にどういうことなのか私もよくわかりません。