大学で勉強する内容が軽視されている日本 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

 

武田塾のずっと昔の動画です。林社長の言っていることが真実であろうという事実が、日本の高等教育の虚無化を意味しているもの。

”大学で何を勉強するのか”ということよりも、”どの大学に入るのか”ということが重要でしょう。確かにそれは文系学部では真実だと思うのですよね。つまり文系大学は、入学した時点で全て”終わって”しまっているということ。

「終わる」=finished , the end  or  owataのどれなのかは別として。

 

でも理系は別。技術職に就くのであれば、大学でどんな勉強をしてきているのかが重要だよね。大学受験でどんなに優秀な成績が取れていても、どんなに偏差値の高い大学に合格していても、たとえ東大を卒業していても、無能者は無能者であるし、有能な人は評価基準もいろいろとある。

 

もし、どうしても学校歴を必要とするのであれば、大学院入試もある。

学部より有名な大学院に入学することを、学歴ロンダと呼んで揶揄する人もいるよね~。でもあれって誰がそんなことを言っているだろう?もう間違いなく、文系の学歴廚だわ。高田ふーみん系人種のことね。

 

理系の人、特に旧帝大理系の人は、学歴ロンダとは絶対に言わない。理系の研究は、様々な出自の人が、多様な意見を出し合うことで、多様性と有用性が確保されるから。優秀さは、大学入試みたいなペーパーテストではなくて、学問に打ち込む姿勢にみえるものである。私もかつて所属して分かったことだけど、旧帝理系は様々な大学の学部からブレインを結集させることで、ノーベル賞レベルの研究もしていることが多い。

 

文系の大学が、オワコン化していることが日本にとって大きな損失であることは感じる。

今日の記事は、文系をディスるものとなってしまっているけれど、文系の人達の中にも本当に優秀な人はいる。志高い人達の育成機関として、大学が役立てられていないことは、とっても残念だね。

いろんな可能性があるじゃない。

日本のリセッションの根本的な原因・・・こういったことも一因になっていると感じるなぁ。

 

いくた