受験生が聖人である必要はないだろうよ | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

大学入試では合格と不合格という二つの世界に分かれてしまう。中学入試や高校入試の合格不合格なんて大したことないけど、大学入試の結果は人生の一部であることは間違いのない真実。


期せずして不合格になってしまった人もいるだろう。悔しいだろうね。つらいだろうね。合格した人が裏山だろうね。私も29年前に味わった苦汁だ。

アメブロの記事で、時々見かけるのだが。
「私は不合格になってしまった。合格した友達が羨ましくて祝福の言葉をかけられなかった。こんな想念の悪い自分は、大学に行く資格がないと思う。医学部になんて行く資格はないと思う。」

そんな記事を読んで、私はどう感じるのか。
「むしろ、そんなあなたに大学に行ってほしいね。そんなあなたに医師になってほしいと思うよ。」

受験がうまくいった友達を羨ましく思わない人なんていないだろう。20歳前後の人でそんな聖人みたいな人いるんだろうか?極一部いるけどね。殆どはそんなことない。

羨ましさを後ろめたく思っているのは、自分に対する正直さの表れで、向上心の顕れでもあると感じる。
大学というのは自分の内面から研鑽を積むところで、それが自分の外面外部にまで及んでいく時間だ。きっとあなたはそんな場で成長していける人間だろうと感じる。

リトライすることに決めたのであれば、来年は必勝でいこう。友達を心の底から祝ってあげるためには自分が合格しないといけない。今年祝ってあげられなかった分、来年は一年遅れで利子を付けて祝ってあげることにしよう。

いくた