多浪専用機、幾太郎 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。


九浪生が苦労の末合格したのだが、もう一人私が担当した今年の生徒の話。

歳は、私もよく分かっていないんだよね。既に大学を卒業していて、その後うちの予備校には6年間いた。
数学は苦手と聞いていたが、ここまでくると苦手と言っても凄く出来る。偏差値も65〜70はあるし、入試問題だって大概は解ける。センター形式も45分くらいで解き切る。

これだけ揃っていても合格できない。それは詰めが甘いからなんだけどね。ちょっとしたミスをしてしまう。
そしてやっぱり医学部入試だから、年齢バイアスは少なからずある。それを跳ね返す得点にはならなかったということだ。

私の指導は、やはりミスを減らすことを主眼にしたかったのだが。結局、私ではこの症状を改善する手段が発見出来なかったんだね。もはや神に祈るしかなかった。ネタではなく、本当に祈っただけ。

そして今年は祈りが通じて、上位の医大に合格が貰えた。私の学習指導の成果としては微妙だが、合格できれば文句はない。

学習指導員を辞めて、多浪専用の祈祷師になることを検討中の幾太郎でした。

いくた