最も学納金が安いのは国際医療福祉で、6年間総額1850万。国際医療はさらに特待生になってしまうと学納金の総額は国公立医学部より安くなる。しかしこれはレアケースであり、やはり6年間総額3000万くらいはする。普通に考えたら難しいわな。
じゃあ、私立医学部の学生の親はみんな石油王かというとそうでもない。結構な割合で我々と同族のパンピーがいる。どのように学費を賄っているのだろうか。
まず考えられるのは、学生支援機構から借りることだろう。医学部生なら利子ありで月額最大16万借りられる。利子は卒業までは付かないし、卒業後も変動金利で0.05%くらい。殆ど無利子だ。これで、16×12×6=1152万を確保した。
次に、日本政策金融公庫を考えてみたい。最大350万、年利1.78%。学生支援機構と併用することができる。
これで総額3000万のうち1500万は確保できた。残り1500万が何とかなりそうであれば、私立医学部も不可能ではない。
遠方の国公立医学部に下宿させるくらいなら、自宅から通える私立医学部の方が様々なリスクを考慮するとベターである考える御家庭もあるくらい。
実際に愛知医科大学は地元の女の子がたくさんいる。様々なリスクを考慮した結果だろうね。
私の妻の知り合いは、岩手No1の盛岡一高を優秀な成績で卒業したが、様々な考慮を重ねた結果、岩手医科大学に現役で進学した。
また、何年も浪人して国公立医学部を狙うよりは、手早く私立医学部に入れるなら入ってしまった方がいいという考えもある。
早く医師になって、若い頃から経験を積んだ方が、トータルリターンから考えると良いことも明らかであろう。
いくた