言葉は時として「武器」にもなるし、「凶器」にもなる。 また、逆に「救う」事もあるし、「支え」になる事もある。 2014年、15年と掛けて、2009年から続けた指揮活動は一気にピークに達して、自らの能力では手に負えない程になっていました。 2015年後半から蜘蛛の子を散らす様に膨らみ過ぎた風船は一気に萎んでいきました。 その中で、自分を見失い、プライドもバッキバキになって、一生懸命取り繕って、修正したり、復活した気になったりもしたけど、一度始まった流れは止まりそうにありません。 「実力不足」 文字にすると、たった四文字ですが、一言で片付けられないくらい大きな欠点なんだと思います。 音楽的にはもちろん、人間的にも。 自尊心の無さに気付いて、自己憐憫を止めるまでどれだけ時間が掛かった事か。 心を開く、相手を慮ることを知るのに、どれだけ時間を要した事か。 心の壁のこっち側で、いつも何かを怖がって、勘繰って、憶測ばかりして、気持ちを閉ざしていた部分が沢山あったな、と。 その「自分本位」な姿勢が全てに現れていたのかな、と、今、思います。 そんな中でも、沢山の、沢山の、沢山の言葉を掛けてもらって、その度に救われて。 どれだけ恵まれてるんだ、って話です。 相手が掛けてくれた言葉を「知る」ことが、そもそも人間としての愛情を知っていく事になって、それを心から受け入れられた時に、少なからず自分も成長出来るのかな、と思いました。 この2年間色んな事があったけど、ここでまず一区切り。 一度原点に戻って、残りの時間、許される限り、また音楽を一から頑張ろうと思ってます。 何事にも言えますが、 いつか袂を分かつ時が来ても、一緒に音楽をしていた事実は変わらない 音楽がまた繋いでくれると思います。 言葉だけじゃ足りない「何か」を音楽が人の心と心を結んでくれるんじゃないか、と。 もう36歳なんだけどなー(笑) いつまで経っても心が厨二のまんま(滝汗) 娘、来年、中二(泣)

柴田慎平さん(@shimpeishibata)が投稿した写真 -

今週の土曜日(1月10日)に第一回公演を開催致します。

ただいま、絶賛リハーサル中で内容も去ることながら、動員数も多いに気になる所です。
と、いうのも実は新規立ち上げのこちらの団体で、2015年1月より音楽監督/常任指揮者をやらせて頂く事になりました。
なんか、こう書くとすっごい偉そうだし、だから何?って感じだけど、ただの報告なんでそこらへんはスルーしてください。

ただ、やるからにはちゃんとやりたいな、と、思っています。
一つの市民オペラ団体として、まずはちゃんと歌手のみんなが安心して出演出来るようにしていきたいな、と。
そこらへんの整備というか、環境を少しずつでも整えながら、質の良い上演を重ねていけたらな、と考えています。

今日は簡単な所信表明的な感じで。
明日は内容とか、告知に触れていこうと思います。
ちなみに、主催の方とは同じ苗字ですが、血縁関係はありません(笑)

チケット、絶賛販売中です!!!!

{7466C0C2-F88E-4E11-8EF0-AA1ED2371E0C:01}

もう、2年も前の事になるのだけれど、友人の頑張りが一つの結果として報われたようです。
みんなの頑張りの先っぽの方に、こうして名前を出して頂けるなんて、感謝の念に堪えません。

全てが手探りの中で運営をする大変さは、例外無く多くの市民オペラが経験する事だと思うし、元々一国一城の主である音楽家が集う、【オペラ】という現場の緊張感は一筋縄では収まりきらないものがあります。
色んな演奏の形だったり、様々な舞台様式がある中で、一人一人の音楽家や歌手がそれぞれに持つ良い意味でのエゴをぶつけ合って、信頼し合って、シェアしあう、異種格闘技戦のような【オペラ】だったり、現場が大好きです。

沢山のトラブルを乗り越えたFoglietta Operaも《信頼》という武器を持って、同世代の仲間で一緒に【オペラ】を沢山のお客様に届けていく事が出来たら良いな、と改めて思いました。


ついでに自分の事も。
やりたい事が多過ぎて、一日が24時間じゃ全然足りないけど、2013年も、2014年も、毎日毎日飽きる事無く音楽を続けられて、そして常に前よりも、もっともっと音楽が好きになれた事が何よりも良かったと思っています。
この先、自分の未来がどうなっていくのか、不安で恐くて仕方ないけど、そんな事考えてもどうにもなるわけでもないので、あまり深く考えず、とりあえずやりたい事と、やらなきゃいけない事を片っ端からやるつもりです。
周りの事とか、色んな雰囲気に惑ってしまう事もありますが、どうしたって結局は、僕は僕でしかないし、絵に描いた餅を求めてばかりじゃお腹は満たされないものだと知りました。

★自分を受け入れる事
★相手と向き合う事

この2つに気付けたのが2014年。
世間では当たり前の事かもしれないけど、ずっとずっと『自分の中でしか』もがいてなくて、『自分としか』戦っていなかった僕自身にとっては、かなり大きな一年でした。

ずっとずっと殻の中に閉じ篭って頑張ってるつもりになって、踠いて、足掻いて、「そんな僕を見てくれー」って、してた部分は往々にしてあったんじゃないかな、と(笑)
自己憐憫というか、自己認識欲求の類とか、多分、そんな所だと思うんです。
故に、青い、とか、綺麗事、とか、言われる事も多々あったし、言われてもピンと来なかったんですよね。
そこらへんを解消して、今やっと、一人の人間として一人前の入口というか、物心がついた辺りな気がしてます。
受け入れる事、向き合う事を知って、今まで取りこぼしてきたものを急いで拾いに行きながら進む、そんな感じです。

自我を捨てる事で初めて一人前。
自我を捨てる事で初めて自立。
一人前に自立する事で初めて人間に気付く。

そんな所でしょうか。
なんかお坊さんの説教っぽいね(爆)


2015年は、いよいよ男三十代後半戦。
正に気力も体力も充実しているここ数年が、人生にとって一つのピークなんだと思っています。
憧れだとか、机上の空論を追うのではなく、自らの道をなるたけ遠くまで開拓していくつもりです。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。