個にして全、全にして個 | おがっちさんのブログ

個にして全、全にして個

これから起こる世界的規模の大変革の時代をちっぽけな一人の人間としてどう対処すればいいか?ということに関して参考になりそうな一文を平井和正氏の小説からアップしておきたいと思います。 拙ブログをご覧の皆様の何かの足しにでもなれば幸いです。


以下に↓


『あなたは勘違いをしています。 平凡な人間など一人も存在しません。


 同時に平凡でない人間というものもいません。 総ての人間はそれぞれが違っていて独特だし、同時に全員が同じとも言えます。 人間は誰もが力の容れ物です。 神の力が入らなければ、それはただの空き瓶のようなものです。


 あなたがわたしと本質的に異なる人間なら、魂移しなど不可能です。 人間は誰もが自分のなりたいものになるのです。 神のちからが一滴でも入れば、もはやそれは空き瓶ではありません。 本当にそのことを知れば、自分がどれほど大きな可能性を秘めているかわかるでしょう。


 人の世の中に平等などということは決してありません。 親と子は平等ではありませんからね。 お師匠様と弟子は平等ではないし、神様と人間は平等では勿論ありません。 神の御魂より多く受けられるのは聖者です。 聖者と精神が低級で下賎な人間が平等であるなど絶対にありえません。


 それが最初からわかる者とわからない者がいますが、あなたはそれがわかっている人間でした。 だからこそ魂移しが受けられるのです。 けれども、精神的に下賎な人間は心の目が盲いているがゆえに決して真実を知ることができません。 目が開くまでは永久に真実から阻まれているのです。 世の中には自ら欲して盲になる人間たちが無数に存在しています。


 人間はだれでも下等で下賎な性質を持っているものです。 それに気付いた人間だけが、そうでなくなれます。 そのためには神の力を容れ物である自分の中に溜めなければなりませんけどね。 その為には般若心経の書写は欠かせません』


 

 以上、何かの参考になれば幸いです。


失礼します。


おがっち