ダンスは苦手、ふぃろむじです。
今回はかいりきベア神のダーリンダンスの分析をしていきます。かわいくてノリノリで大好きな曲です。
神による本人解説なんかもあります。
それでは早速いきましょうレッツら!
全体
〇BPM:153
中くらいの速度ですね。16分の歌詞が映える速度かもしれませんね。
〇Key:
基本 F#minor
サビ G#minor
ラスサビ Aminor
明るいですがマイナーキーの曲みたいです。転調バチバチなのは今時っぽいですね。
〇構成
イントロ→リフ→Aメロ→リフ→Aメロ→Bメロ→サビ→リフ→Aメロ→Bメロ→サビ→Cメロ→Bメロ最後→サビ→リフ
王道な流れながら飽きがこない構成です。
リフ
〇コード
| F#m | A | B | C# |
i II III v
T SD T D
基本的な安定不安定の応酬です。ダイアトニックではBではなくBmですが、Bmを使うと暗くなって短調感が増します。この曲では同主調のBを借りています。
〇その他
・キックは重め
・コロコロしたリードでかわいさ演出
・オープンハイハットが良く聴こえてノリノリ
・ベースはシンプルにルートをリズミカルに弾いている
・パンを振った効果音が色々聞こえてきて楽しい
Aメロ
〇コード
リフと一緒です。これによりリフとAメロの応酬がなめらかになります。
〇その他
・ベースは一緒
・ノーマルみくちゃんとコーラスみくちゃんの掛け合いが楽しい
・ギターのノイジーな音が聞こえる。ミュートギターの音?
・効果音が消える、Aメロよりはおとなしく
・四つ打ちのままハイハットはクローズに
・リフ後のハイハットはキーンという音のなるやつに変化
Bメロ
〇コード
Aメロと一緒ですが、切り替わる速さが二倍に!シンプルながらこの展開の作り方は初めて知りました。
〇その他
・ベースとドラムのリズムが大きく変わり新しい展開が期待できる
・三連符のリズムが印象的
・一方おーーーーーハイ!っていうあるあるのリズムでもない
・ライザーは結構短く入っている。
サビ
Key:G#m
サブドミナントキーに長二度転調です。長二度転調は半音転調のように気兼ねなくやっていいそうです。この曲でもピポットコードやドミナントモーションを使わずに転調していますね。
〇コード
前半
E D# G#m
A#7 -5 D# G#m
E D# G#m Gm F#m Fm (半音ずつ降下)
C#m D# G#m
基本は一行目のE D# G#mでそれを毎回アレンジしている感じです。VI(SD)→V(D)→i(T)という基本の流れですね。
その一音目を同じ役割を持つC#mやA#などに置き換えて動きを作っています。
前半が終わる!
後半
E F# G#m
C#m D# G#m
ルート音が上昇する象徴的なコードで展開を作っています。コーラスとリードの掛け合いの裏でコードも掛け合っているのがとてもいい感じです。
〇その他
・よく聞くとめっちゃギター聞こえる。右側の暴れてる高音ギターがかっこよさを生んでいる。
・ベースはシンプルなオクターブ奏法。オクターブ奏法最強!!
・さすがに裏拍ハイハット
・拍手やキラキラなど効果音が聞こえる
Cメロ
G#m B E D#
I(T) III(T) VI(SD) V(D)
ここで転調後のキーのままCメロに突入することでラスサビにもう一回転調できるという仕組みです!なんと実用的!
最後の半音転調は使う音がガラッと変わるのでラスサビにピッタリです。
コード自体は基本の流れですね。
最後+3上がったキーから元の+0のキーに戻るところを考えてみます。こちらは同主調転調と呼ばれるものらしいですね。
Aminor→(F#major=)Amajorということです。短調から長調への転調とも言え明るくなるためよく使う転調らしいです。
転調前の最後の音、つまりコード進行の最後にはTを入れたいですよね。その際Iの代わりにIIIを使うと、転調後のキーのドミナントにあたるためドミナントモーションが作れてよく使われるそうです。
まぁそもそも自然な転調なんで今回みたいにシレっと転調しても問題なさそう。いやー+2+1-3の流れそのまま使いたいくらい綺麗です...
まとめ
というわけでここいらで終了です。大好きな曲を深堀りできてめちゃくちゃよかったです。特にシンプルながら工夫されたコードは非常に勉強になりました、次の曲でたくさん使っちゃおう...!
それでは!