一期一会の夜今日、駅の駐輪場で見覚えのある顔を見かけた。自分が所属していた少年野球チームのコーチだった。ふと思う。人は必ず最後は別れる。その「別れ」がいつなのかは、誰にもわからない。今日という日が、あの人に会える最後の一日だったのかもしれない。だからこそ、今この瞬間の1秒1秒を大切にしよう。広大な地球の中で、数十億分のわずかな確率で出会えた僕らなのだから。夜、空を見上げる。今日も月が綺麗だった。あの子も同じ月を見ているのだろうか。そう考え始めた途端、月は雲の中に隠れていった。