フィラデルフィア ICM 便り -31ページ目

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

あちこちのグループホームや病院、リカバリープログラムなど訪れる商売なので、立場は違えど、そこのハウスケースマネージャーやプログラムディレクターなどと、このギョーカイについて話が炸裂することも多々ある。

この間は、訪問したクライアントのグループホームで、そこのプログラムコーディネーターとハウジング問題について、話が炸裂。

特にこの数年、ハウジングはホントに混沌を極めた状況になっているのです。

前州知事の時代に低所得や障害者などが対象のハウジングバウチャープログラムがほとんど機能しない状態に追い込まれてしまった結果がすでに深刻に現れています。

大抵の人が更にうるさくなった規定に満たずに申請が却下される。

すでに、バウチャープログラムでアパートなどに移ってる人も新規定に引っかかると、アパートから追い出される可能性が待ち構えてます。

私のクライアントの一人も、うるさい規定のせいで今住んでいるレジデンシャルプログラムが閉鎖になるのに、バウチャープログラムの申請が難しいのです。

長年苦しんできたドラッグ中毒とボーイフレンドのドメスティックバイオレンスからようやく抜け出て驚くほどのスタミナで更生を頑張ってきてるのに、ここにきて再度、ホームレスになるやも、というストレスにさらされてるのはフェアじゃない。

この日、議論に花が咲いたプログラムコーディネーターと私のみならず、フロントラインでホームレスサポートに当たる皆がこんなシステムの欠陥で危惧するのは、

ホームレスの増加

です。

新州知事が就任、始動しています。

事がさらに深刻になる前に修正案を挙げていって欲しいと思いますね。

ちょっと政治色を入れると、前知事はリパブリカン、新知事はデモクラックです。

ソーシャルワーク業界はデモクラックが多い。なので、新知事に期待する人も多いのです。

こんなことで、ICMは毎日、ホームレスケアシステムとの終わり無き闘いを強いられているわけです。

しょぼん




裁判出頭を課せられた人々や弁護士、警官の群れで大混雑の午前中とは打って変わって人気が途絶えた午後の裁判所のエントランスロビー。

右端に見えるオープンなゲートのすぐ向こう側には空港にあるような金属探知機が待っています。

皆、それをクリアして、それぞれの裁判室に向かいます。

3月にまた、クライアントの裁判でここに来なあかんなぁ。