フィラデルフィア ICM 便り -27ページ目

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

昨日はいきなりクライアントが夕方6時を回ってから、やって来た。

クライアント達は不安定な生活に陥っている人が多いので、このように不意に助けを求めて、または混乱して、ICMに会おうとして、飛び込んでくることがあるのです。

人気が少なくなった時間にクライアントをエージェンシーの建物内に迎える時は一応、注意が必要です。

いろんな理由でいきなり怒鳴って脅したり、暴れだす人もいないわけではないです。

なので、もしものクライシスの場合の応援が得られる用意は必須です。

今回のクライアントは他人に飛びかかるような人ではないのは分かっていましたが、それでも、オフィスにクライアントと二人での対応はしません。

セキュリティのおっちゃんがいるロビーで話をしました。

この人は夜だけ寝場所に開放される教会をシェルターに使っている人です。
朝の5時に起こされて、教会の建物を出なくてはいけません。

夜の7時に教会に入れるまで、あちこちを点々とする生活。

教会のシェルターも、盗みや争いが日常茶飯事の混沌で、常に緊張と不安と隣り合わせな環境です。

どうも、いつもはポジティブ思考の人が、今回は風邪を引いて熱気味のこともあり、そんな過酷な環境にストレスがマックスになってしまった様子。

しばらくクライアントの吐き出すような不安と怒りを聞いてあげてから、すでに取りかかっているハウジングプランにフォーカスしてもらうよう、静かに対応します。

クライシスを経験中のクライアントへの対応はやはり、ケースバイケースです。

基本は、相手を興奮させないように静かにゆっくり言葉をかけること。

でも、ホント、ケースバイケースです。

しばらくネガを吐き出して、会話をしたクライアントは落ち着いて、寝場所である教会に去っていきました。

これで、こっちも長い一日の終わりに延長戦を強いられたわけでしんどいのですが、しょうがない。

もう少し片付けなくてはいけなかった書類も山積みのまま。


今度はこっちがクライシスじゃーっ しょぼん


と、泣きたくなるけど、ホンマ、しょーがない。

こういう事が日常のICMライフです。

ガーン




ヘロヘロと疲れたこの日は、どーしても丼物がたべたくなった。

アジアンマーケットに寄って、エノキ茸やニラ、厚揚げ(と言っても、日本の厚揚げとだいぶ違う)など購入して、おうちで木の葉丼の従兄弟バージョンみたいなのを作りました。

あー、この優しいホッコリ味が必要だった!

こういう味に興味の薄いダンナはイマイチのお顔でしたが。

べーっだ!