医大がうちのエージェンシーとコラボして、未来のドクターにメンタルイルネスを患っている人達への理解を深めてもらおう、という意図のプログラムです。
毎週木曜と金曜の半日、医大生が送られてきます。ICMはローテーションであちこちに連れていくんです。この日は私の番。
やって来た若いお嬢さんは生き生きと明るい性格の可愛いお人柄。
あるエージェンシーで精神科医とのアポがあるクライアントのグループホームへ一緒に行きました。
この日のクライアントのメンタルコンディションは超低気圧。
怒鳴る、喚く、悪態つく、



グループホームのケースマネージャーとアポに行くように説得したけど、妄想由来の感情に囚われたクライアントは聞く耳持たず。
医大生は目がまん丸になって、鬼の形相で怒鳴るクライアントを見てましたね。
しばらくクライアントとの話を試みて、今日は不可能と判断しました。
医大生にはこのクライアントが過去に婦人科などのクリニックで、妄想と感情の炸裂で大シーンになったことなど、お話しました。
何がそんな炸裂のトリガーであるとかも含めて。
メンタルイルネス、しかも重い症状がある人にビビらずに、公平に診察できるドクターになって欲しいですね。
彼女はドクターのモービルチームのシェルター訪問に同伴する機会もあったようです。
興味ある経験だった様子です。
ポジティブで親しみやすいお嬢さんで、将来はいいドクターになる印象でした。
いつもクライアントを病院やクリニックに連れていく度に思うけど、ドクターの種類はふたつに別れます。
クライアントの言動を見て、直感的に柔軟な対応を取れて、本人の恐怖や拒絶も尊重して、患者の信頼を得て会話ができるタイプ。
メンタルと見るや、クライアントの複雑怪奇な表現なこともある喋りに近寄らないようにして、ICMが同行と見ると、本人にはほとんど何も聞かず、ICMに痛みの具合から何から全部聞くタイプ。
やっぱ、クライアントとのコミュニケーションは最大に試みてほしんです。
これでどれだけクライアントがドクターを信頼して治療に頑張れるかがグンと変わってきます。
彼らは敏感にドクターがどのように彼らを見ているか、感じ取るんですよ。
ICMはクライアントが言えなくて、でも医者の判断材料に重要という類の事柄の補足説明担当。
と、あるのが理想ね。

朝のケンジントン界隈の高架鉄道下。
ドラッグと買春が問題の地域ですが、朝のこんな時間は平和ね。
