ホロホロと崩れ落ちるクライアント | フィラデルフィア ICM 便り

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ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

この間は夜10時くらいまで、ERカンヅメ。

クライアントがホロホロと目の前で崩れて、起き上がることも出来なくなったので、救急車でした。

血液検査やX ray、C Scan等々、

クライアントが拒否しないように、付き添い。

本人は意固地に、痛い靴のせいで倒れた、

と、苦しい説明。

実は体に水分が停滞してて、心臓に負担をかけてたんです。

足の皮膚を押したら、しっかりエクボが残るくらい。

普段は、服を何十にもレイヤードして鎧になってるので、チェックができないんですよ。

ソックスなんて、6枚くらい重ね履きしてるの。

タマネギみたいにTシャツやスウェット、ズボンをレイヤードするクライアントはちょくちょく居てはります。

どんどん剥いていくと、体のサイズが半分くらいになっちゃう人もいるのは、圧巻。

冬なら、防寒になるのですが、夏はねぇ。晴れ

このレイヤードはクライアント本人にとっては、外部からのプロテクションの意味がある場合も多いんです。

さて、横道にそれましたが、くだんのクライアント、

何年も、幾つかある持病のケアを拒否してきたので、こんな風に、ERに行った時くらいしか、タマネギ剥きをして、具合をチェック できないんですよ。

この後、

水分排出を促す注射をブスリ💉

ERから病棟に移されるというのを確認してから、ようやくERから退出。

クライアントはまだ入院中。

次の難関は、退院の計画。

この人の行き先は......

日夜、難問解きにぶち当たるこの商売。

判断いかんによって、その人の人生にも関わってくることもあるので、ストレス度高いです。

ケア側が重視しないといけないクライアントの健康と安全ベースのプランは、えてしてクライアントの幸福度に相反する結果になることが多いです。

ジレンマはしょっちゅう。

今回も、その例に洩れず.......

になりそうです。