セネガル人の冬 | フィラデルフィア ICM 便り

フィラデルフィア ICM 便り

ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

クライアントを通して、色んな社会の多面を見る機会があるのは、この商売ならでは。

あるクライアントは街のあちこちにあるニューススタンドやランチカートをよく知っていてます。

(車で畳一条くらいの箱型カートを引っ張ってきて、一日中、ハンバーガーやホットドックなどを作って売ってます。カートの中は、調理用のグリルやコーヒーメーカーなど、整備されてる。)

この人は毎日、店を開いたり 終了したりのお手伝いや、ゴミの片付け、店主が近くのビルにトイレ休憩に行く間、店を見張ってることまでしてるんです。

店主はサンドイッチや数ドルを報酬として提供。

いつからそんなビジネス関係が出来上がっていったのかは定かでありません。

このクライアントの他にも、カートが店じまいする頃になるとなんとなく現れて、一緒に手伝いを始める人達がいるのです。

皆、どっから見てもホームレスです。

店主とビジネスリレーションがいつしか出来上がっていっているのは、なんとも不思議な感じです。

店主は彼らを信頼してるんです。

一種のコミュニティが構築されてる感じ。

今日、そんなお手伝い達の一人とちょっと話す機会がありました。

いつもあるランチカートでクライアントを捕まえて話す時に見る人です。

いやー、雪は経験したことなかったから、かないませんわー。

と、言うこの人に出身を聞いたら、セネガルとのこと。アメリカには5年、住んでると、彼。

恐らく、少なくとも現在は、不法滞在になっているのではと疑われるこの人は、カートの手伝いを済ませた後、静かに去っていきました。

人通りの多いこの界隈。

これらのランチカートやニューススタンドに立ち寄る人達のほとんどは、こんなビジネスコミュニティが存在することに気も付いていないかも。

これも、フィラの一場面。



LOVE Park。
でっかい噴水のある憩いの場ですが、ホームレスがよく時間を潰しているスポットでもあります。

これは、クリスマス時期に撮った写真。