頼りにしてます、教会の厚いサポート | フィラデルフィア ICM 便り

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ソーシャルワーカーの見たアメリカ底辺事情

フィラは相変わらずの夏日。晴れ


湿気も大阪には負けるけど高めの日々で、汗をかきながら外回りです。


昨日は路上暮らしのクライアントをようやく見つけて、ある教会に連れて行きました。


ダウンタウンに数ある教会の中でも特に二つの教会はホームレスケアに深く関わっていらっしゃいます。


双方とも牧師さんがバイタリティのある人で、積極的にホームレス関連のソーシャルサービスを展開しているエージェンシーや市と組んで毎年、冬季のシェルターを教会内で開いたり、スープキッチン、その他色々のサポートを行っています。


このひとつのBroad Street Ministry は教会の住所をホームレスにメーリングアドレスとして使ってもらうサービスもしているんです。これはありがたいサービスです。


定住所がないと、身分証明や福祉サービスの申請も出来ないから。


私のクライアントは昨日、教会で名前をリストに登録して、ここの住所が使えるようになりました。


これでようやく、州の発行する身分証明の申請(State ID)が出来ます。そして、フードスタンプなどの福祉サービスの申請も。


アメリカではあちこちで写真入の身分証明を見せなければいけない場合があります。

免許のない人でもIDを作って携帯していることが多いです。いざと言う時にトラブらないで済むのでね。


ホームレスはID作成の際に払う申請料も持ってないし、IDに載せるべき住所もない場合が多いので、IDもない人が多勢です。なのでICMが新クライアントのケアを始める時は、これもチェックします。ないと住む所の申請も出来ないんです。


来週はこのクライアントとドライバーズライセンスセンターへIDの申請に行きます。

いつもびっくりするくらい混んでますよ。この人には「覚悟しといてや。3時間か4時間はセンターにカンヅメになるで。」と警告を出しておいたけど、どうなるかな。


お役所関係の待ち時間が長いのはアメリカも日本も同じようですね。



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フィラのダウンタウンより北部にGirard Aveune。東西に走るメインストリートのひとつ。

路面電車が通ります。

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フィラダウンタウン外でよく見る、ベイウインドウのある古い長屋的家屋。この辺りは廃屋や更地も多い。これは低所得層や貧困層が多い地域によくある状況で、そんな廃屋がドラッグの巣窟になったりするのです。