アトラスマイニング(AT)は石油権益をいくつか持つPhilodrill(OV)、
資源開発のアングロフィリピン(APO)など石油・ガス・非鉄金属の資源会社を多数所有する
アルフレッド・ラモス財閥傘下で
銅をメインに金、銀、ニッケルを採掘している有力な鉱山会社です。
主要株主はラモスファミリー約40%とSMインベストメント28.85%による
強力な体制になっています。
そのATが決算発表を行い、先年は国際相場が
悪かったにも関わらず、「前年比+46%となる25億4千万ペソの純利益になりました。
これは採掘技術の向上がコスト削減に大きく寄与したものとコメントしており、
13年度末の純利益予想を41億ペソとさらに64%増を見込んでいます。
PEは現在17倍ほどですが予測から計算すると10倍程度になり、
割安感が増します。
株価はこんなに業績がいいのに昨年1年間では同セクターに引っ張られる形で
10%強しか上がりませんでした。
マイニングカンパニーが見直されていますので株価は50%増となる30ペソが
ターゲットになるでしょう。
PX、SCC、NIKLよりもこちらが一番いいのかも知れません。
ちなみにこのラモス財閥は昨年バルカン社(VUL)を買収し裏口上場した
国内最大の本屋ならびに文房具店ナショナルブックストアも所有しています。
VULについてはテーマ「M&A」を参考にしてください。
正式に株の移動がなされていませんがVULも引き続きウォッチしています。